制裁受けるロシアの銀行、中国銀聯からも拒否される

2022年4月26日 07:50

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、  露タス通信電。ウクライナ侵略の制裁の為、VISA/MASTERの主要欧米クレジットカードシステムから締め出されたロシアが、中国銀聯カードシステムからも拒絶的反応を示されている。ロシア国内の金融機関信用機関が、銀聯カードシステムによる信用決済を交渉していたところ、「二次的制裁を恐れているため、これらの信用機関は銀聯カードを発行できないだろう」と語ったといい、またほかの関係者によると、説明もなく交渉が打ち切られたという。制裁をうけていないロシアの銀行については交渉が継続しているともタス通信は伝えている。

銀聯カードは、中華人民共和国の中央銀行:中国人民銀行が主導して設立された決済システムサービスであり、中華人民共和国民むけのサービスから出発して海外百数十か国における国際的サービスに発展している。

 Record Chinaでも同様の報道が行われている。それによれば、現在ロシアでは銀聯カードが50万枚発行されているという。またウクライナ情勢が発生してからの1カ月だけで契約者が10倍も増えていたものの銀聯も使えないという状況に陥ったようだ(Record China)。

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