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ロシア政府、ウィキペディアに「誤情報」の削除要求 従わない場合は罰金通知
少し前にはロシア語版 Wikipedia 編集者がベラルーシ当局に拘束されたという話題が出ていたが、ロシア当局からウィキペディアに対し、ウクライナへの侵略行為に関する記事内容に関して修正もしくは削除するよう圧力がかけられているという(Forbes、ロイター、神戸新聞NEXT)。
Forbesの記事によれば、ロシアのメディア検閲機関ロスコムナゾルは31日、ウクライナ関連の関する記述の削除をウィキペディア側に要求、削除しなければ、最高400万ルーブル(時価はこれくらい)の罰金を科すと脅迫してきたという。ロシアで新たに制定された法律では、ネット上の違法な情報の削除要請に応じない場合、最大400万ルーブルの支払いが求められる。同様にGoogleに関しても3月29日、YouTube動画の削除を求める要求をしているとのこと。
あるAnonymous Coward 曰く、 当局は、ウクライナ市民とロシア軍の死傷者に関する記述を放置するとアクセスを遮断すると脅したという。
どうやら両軍の損害をウクライナ/ロシア双方の発表値で両論併記しているのが気に触った模様。
さっきロシア語ウィキペを見たところ、次のように書いてあった(自動翻訳より引用)。
ロシア側の死傷者
1351人が死亡、3825人が負傷(2022年3月25日のロシア連邦軍のデータ)
約16,400人(2022年3月25日現在のウクライナ軍のデータ)
ウクライナ側の死傷者
死者1300人(2022年3月12日現在のウクライナ軍のデータ)
316人負傷者(2022年2月25日現在のウクライナ軍のデータ)
約14,000人が死亡、約16,000人が負傷した(2022年3月25日現在のロシア連邦軍のデータ)
リンク先によれば、ロシア政府はウィキペのアク禁はやってないらしい。
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