JR西日本ホテルズとマリオット・インターナショナルの新ホテル、旧大阪中央郵便局敷地の高層ビルに開業

2022年3月31日 13:41

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記事提供元:ファッションプレス

 JR西日本ホテルズがマリオット・インターナショナルと提携し、旧大阪中央郵便局敷地を含む大阪駅西地区の再開発「梅田3丁目計画(仮称)」で新たなホテルブランドを2024年夏に開業する。

■変貌する大阪・梅田に新ホテルが誕生

 「うめきた2期地区開発事業」をはじめとする大規模再開発によって大きく変わろうとしている大阪・梅田周辺。「大阪駅」の一部として「関空特急はるか」が停車する「うめきた(大阪)地下駅」が誕生するなど、交通網も大きく変化。ヒルトンの最高級ホテル「ウォルドーフ・アストリア」、温浴ゾーンを備えた都市型スパ、大型商業施設の出店も予定されている。※JR西日本は新駅名称を「大阪駅」と命名。ただし、便宜上記事内では「うめきた(大阪)地下駅」と呼称。

「梅田3丁目計画(仮称)」は、その「うめきた2期地区開発事業」の街区の近く、旧大阪中央郵便局敷地を含む大阪駅西地区にあたる。本計画により日本郵政不動産が手掛ける、地上39階、地下3階、塔屋2階の高層ビルが誕生し、新ホテルは、同ビルの7階、29階~38階にあたる。

 新ホテルには、40平米を中心に418室の客室を完備。また、付帯施設として、宴会場、レストラン、大浴場を併設するフィットネスジムなどが設けられる予定だ。

■ビル内には商業施設や劇場も

 新ホテルが入居する高層ビルは、地下1階から6階は商業空間、5階から8階は劇場、11階から27階は西日本最大級のオフィス空間で構成される。商業空間には4層の吹き抜けのアトリウムを設け、様々な人が行き交い、交流できるにぎわいのある空間を創出する。また、劇場は約1,200席を予定し、国内外の芸術性の高い演目から、関西文化の発信に寄与する演目までを幅広く上演。劇場運営はMBSメディアホールディングスが担う。

■JR大阪駅新改札口と直結

 ビルは、2023年春に供用開催予定となっている、大阪駅西側の「JR大阪駅新改札口」と直結。さらに西梅田地区と大阪駅を結ぶガーデンアベニュー(地下通路)、2階に整備される歩行者デッキにより、JR大阪駅(サウスゲートビルディング)とも直結となる。

■施設概要

 ホテル名称 未定
開業予定:2024年夏
住所:大阪府大阪市北区梅田三丁目2番4号地
面積:約36,500㎡(ホテル)
客室数:418室(客室フロア30階~38階)
客室面積:40㎡(標準客室)
付帯施設:宴会場(7F)、レストラン(29F)、フィットネスジム(30F)など
アクセス:JR大阪駅新改札口直結(2023年春暫定供用開始予定)

■再開発 計画建物詳細

梅田3丁目計画(仮称)
住所:大阪府大阪市北区梅田三丁目 2 番 4 号他
敷地面積:約 12,920㎡
延床面積:約227,000㎡
事務所貸室面積:約68,000㎡ 約20,570坪
商業貸室面積:約 16,000㎡(約 4,840坪)
階数:地上39階、地下3階、塔屋2階
用途:事務所、商業施設 、 ホテル、劇場
高さ:約188m
工期:予定 2020年7月 解体工事着手
2020年9月 新築工事着手
2024年3月 竣工

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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