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一般墓・樹木葬・納骨堂、私は永遠の眠りの場所をどこにしようか!?
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読者各位は、3種類の墓:「一般墓」「樹木葬」「納骨堂」の違いをご存知だろうか。私もその差を明確には語れなかった。
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墓・仏壇・葬儀のポータルサイトを運営する鎌倉新書から3月15日付けで、『第13回 お墓の消費者全国実態調査(2022年)』と題するリリースが送られてきた。自社が運営する「いいお墓」サイト経由で墓を購入した人(有効回答数947件)を対象に、インターネット調査をした結果である。
リリースを読み始めた早々に「一般墓」「樹木葬」「納骨堂」が「墓」と記されており、その差がまず呑み込めなかった。「聞くは一時の恥、知らぬは一生の恥」。リリースの発信元の広報担当者に、教えを請うた。そして、こう理解した。
【一般墓】: 私の母や祖父母等が眠っている、いわゆる昔ながらの霊園の墓。
【樹木葬】: 墓石の代わりに樹木を墓標(納骨者の名前や享年などが記された目印)とする墓。
【納骨堂】: 骨壺に納めた遺骨を納めておく建物。一般墓を戸建てとすれば、マンション版墓。
リリースには、こんな内容が記されていた。
★墓選びの上で重視されている3大テーマは「墓の種類」「自宅からのアクセス」「金額」。2019年以降、1~3位は4年連続変動がない。
★購入した墓の種類は18年の「一般簿:46.7%」「樹木葬:24.9%」「納骨堂:19.6%」が22年では、それぞれ「25.8%」「41.5%」「23.4%」。樹木葬の割合が急増している。
★購入(平均)価格: 一般墓は18年の174万1000円が、22年には158万7000円。鎌倉新書の認識は「165万円程度で推移」。樹木葬は70万9000円が69万6000円。「70万円程度で安定した推移」(鎌倉新書)。納骨堂は98万5000円が83万6000円。「下落傾向」(同)。
★年間(平均)管理費: 一般墓「7909円」/樹木葬「6027円」/納骨堂「1万1893円」
こうした調査結果を得て鎌倉新書では、「墓の流れ」をこう総括している。
「初めての調査(2010年)では一般墓の購入比率が91%。が、樹木葬や納骨堂などの多様化で今回は過去最少の構成比になった」
「1999年に登場した樹木葬は2020年に初めて、最も選ばれる存在になった。未婚率の上昇や核家族化が進む中で、樹木葬や納骨堂のような『後継ぎ不要の墓』が消費者ニーズを捉えていることが窺える」
「昨今は、消費者ニーズを汲み取り『後継ぎ不要の一般墓』や『LEDなどのテクノロジーを活用した墓』なども登場してきている」
調査結果や鎌倉新書の見解に接し、正直迷いも出てきた。田舎に先祖が眠る一般墓がある。が、最近はとみに足が遠のいている。近くに住む長男が年に数回訪れてくれるが・・・。責任というか負担だけを子供に託すわけにはいかない。
納骨堂なんかいいな・・・とは思う。しかし、では田舎の墓はどうすればいいのか。鎌倉新書の担当者はいわゆる「墓じまい(更地にして管理者に返還)するケースも年々増えている」とした・・・(記事:千葉明・記事一覧を見る)
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