豪ドル週間見通し:下げ渋りか、金利差拡大観測や資源価格の先高観を意識した値動きに

2022年3月26日 14:28

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記事提供元:フィスコ


*14:28JST 豪ドル週間見通し:下げ渋りか、金利差拡大観測や資源価格の先高観を意識した値動きに
■上昇、日豪金利差拡大の思惑強まる

今週の豪ドル・円は上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース加速を受けて、豪準備銀行(中央銀行)と日本銀行の金融政策の方向性も意識され、日豪金利差拡大観測から豪ドル買い・円売りが強まった。米ドル・円相場が円安方向に振れたこと、ロシアのウクライナ攻撃激化による資源価格の先高思惑も豪ドル買いにつながったようだ。取引レンジ:87円84銭-92円01銭。

■下げ渋りか、金利差拡大観測や資源価格の先高観を意識した値動きに

来週の豪ドル・円は下げ渋りか。米連邦準備制度理事会(FRB)の5月0.50ポイント利上げ観測が広がるなか、豪準備銀行(中央銀行)の8月以降利上げの見方は継続。一方、日銀は異次元緩和を維持し、円安は基本的にプラスとの見解も変わらず、豪ドル買い・円売りに振れやすい展開が続きそうだ。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・3月29日:2月小売売上高(1月:前月比+1.8%)

予想レンジ:90円50銭-93円00銭《FA》

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