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Tesla、状況によってシートベルト警告チャイムが鳴らない問題でリコール
Tesla が特定の状況でシートベルトリマインダーの警告チャイムが鳴らないとして、リコールを発表している(Tesla のサポート記事、Neowin の記事、Ars Technica の記事、米国家運輸安全委員会のリコール情報: PDF)。
対象となるのは特定の 2021 年 ~ 2022 年式 Model S / Model X と、2022 年 1 月末までに製造されたModel 3 / Model Y。チャイムが鳴らなくなる状況としては、警告が出た状態のままで停車して運転者がいったん車から降り、再度乗車して出発した場合に限られるという。
この状況ではシートベルトを着用していなくてもシステムが既に警告を出していると誤認識し、チャイムが鳴らないそうだ。ただし、走行速度が時速 22 km を超えるとシートベルトリマインダーが再び作動してチャイムが鳴る。また、シートベルトリマインダーの表示機能については影響を受けない。
米国家運輸安全委員会 (NHTSA) によれば対象車両は 817,143 台。リコールといっても問題の修正は OTA でのソフトウェアアップデートにより行われるため、修理の予約などは必要ない。ソフトウェアバージョン 2021.43.101.1 および 2022.4.5 以降で問題が修正され、2022.4.5 は 2 月初めにデプロイ予定とのこと。
ちなみに、Tesla のオーナーズマニュアル日本語版では乗員全員がシートベルトを着用してもリマインダー表示が消えない場合の対応として、 Model 3 / Model S / Model X / Model Y ともに「すべての乗員がシートベルトを外したにもかかわらずリマインダーがオンのままの場合は、シートベルトが正しく着用されていることを確認するために再度着用し直します。」と説明されている。英語版の説明は間違っていない。
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