英ポンド週間見通し:下げ渋りか、英中央銀行による追加利上げの可能性残る

2022年1月8日 15:48

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記事提供元:フィスコ


*15:48JST 英ポンド週間見通し:下げ渋りか、英中央銀行による追加利上げの可能性残る
■堅調推移、欧米株高や原油先物の上昇を好感

先週・今週のポンド・円は堅調推移。新型コロナウイルス変異株(オミクロン株)感染拡大に対する懸念は後退しつつあり、欧米諸国の株式が強い動きを見せたことから、リスク回避的なポンド売りは縮小した。原油先物の上昇も好感された。米国の早期利上げ観測が強まり、ポンド売り・米ドル買いが優勢となったことから対円レートは一時伸び悩んだ。しかしながら、米国の雇用統計内容を意識したポンド買い・米ドル売りが観測されており、対円レートは強い動きを見せた。取引レンジ:153円12銭-157円77銭。

■下げ渋りか、英中央銀行による追加利上げの可能性残る

来週のポンド・円は下げ渋りか。英国内で新型コロナウイルスの感染再拡大が深刻化するなか、経済への影響を懸念したポンド売りが出やすい地合いとなりそうだ。ただ、14日発表の11月期国内総生産が堅調なら、英中央銀行による追加利上げ観測で、ポンドは売りづらいだろう。欧米株高や原油高が継続すれば、リスク選好的なポンド買い・円売りに振れる場面もありそうだ。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・14日:11月国内総生産(10月:前月比+0.1%)
・14日:11月鉱工業生産(10月:前月比-0.6%)

予想レンジ:155円00銭-159円00銭《FA》

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