上場3日めのサスメドが急伸しストップ高、塩野義製薬との販売提携を好感

2021年12月28日 10:10

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

■最大47億円など受領と発表、業績は一変することに

 12月24日に新規上場となったサスメド<4263>(東マ)は12月28日、急伸商状となり、取引開始から25分を過ぎて買い気配のままストップ高の2000円(400円高)に達した。27日の15時、塩野義製薬<4507>(東1)との間で、サスメドが開発してきた不眠症治療用アプリ(以下「本アプリ」)について販売提携契約を締結し契約一時金など最大47億円、およびその後の販売に応じたロイヤリティーを受け取ると発表し、注目集中となった。

 サスメドは医薬品、医療機器に次ぐ『第3の治療法』として注目されている「デジタル治療」のベンチャー企業で、公開価格は1410円。上場初日の取引開始後に1500円(公開価格の6%高)で初値がつき、上場後の高値は同日の取引時間中につけた1900円だった。

 業績見通し(2022年6月期・個別、会社発表)は、事業収益が95百万円(前年同期は115百万円)、営業利益は損失780百万円(前年同期は333百万円の損失)、当期純利益も損失748百万円(前年同期は277百万円の損失)。このため、塩野義製薬から47億円が入ると業績は一変することになる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

【関連記事・情報】
【小倉正男の経済コラム】総裁選:「ガバナンス改革」が序盤戦の趨勢を決めた(2021/09/05)
【小倉正男の経済コラム】「菅首相は1日でも長く続いて欲しい」という戦術(2021/08/23)
【注目銘柄】三栄建築設計は超割安で年初来高値奪回に再発進、前期に続き今期も業績・増配期待(2021/09/01)
【注目銘柄】デンカは感染爆発止まらず変異株診断キットをテコにリバウンド余地(2021/08/19)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事