ディオール衣装監修 映画『オートクチュール』22年3月25日に公開決定

2021年12月24日 18:12

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© 2019 - LES FILMS DU 24 - LES PRODUCTIONS DU RENARD - LES PRODUCTIONS JOUROR

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 2021年に本国で公開されたフランス映画『オートクチュール(原題: Haute Couture)』が、22年3月25日(金)に日本公開されることが決定した。併せてメインビジュアルも解禁された。

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■ナタリー・バイ主演、オートクチュールのアトリエが舞台に

 映画『オートクチュール』は、2021年にフランスで公開され、各国の映画祭でも上映されたドラマ映画。フランスを代表するメゾン「ディオール」のオートクチュール部門のアトリエを舞台に、2人の女性の物語を描く。監督・脚本を、作家としても知られるシルヴィー・オハヨンが手がけた。

 「オートクチュール」とは、パリ・クチュール組合加盟店にて、顧客の注文を受けてオーダーメイドで縫製される高級な1点物の洋服や、その店のこと。フランス語でオート(haute)は「高級」を、クチュール(couture)は「縫製」「仕立て服」を意味する。

 主人公の1人は、引退を間近に控えたアトリエ責任者のエステル。完璧主義者で卓越した技術を持つ彼女を、フランスを代表する大女優ナタリー・バイが演じる。もう1人の主人公は、エステルとは境遇も年齢も全く違う若い女性ジャド。ひょんなことからエステルに出会い、オートクチュールの世界へ足を踏み入れるジャドを演じるのは、ウェス・アンダーソン最新作『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』にも出演する注目の女優リナ・クードリだ。

■ディオールのドレスが映えるメインビジュアル解禁

 この度解禁されたのは、ディオールの真っ赤なドレスが美しいメインビジュアル。真剣な眼差しでドレスを仕立てるエステルと、そんな彼女をまっすぐに見つめるジャドの表情を捉えている。

 劇中でエステルは、偶然出会ったジャドの指の動きを見てドレスを縫い上げる才能を直感し、見習いとしてアトリエに迎え入れる。そして、世界最高峰の美を生み出す繊細な技術を、夢を見ることさえ知らなかったジャドに授けていく。深みのある感動的な人間ドラマであると同時に、お針子の手仕事の美しさと、生み出されていく見事なドレスをスクリーンで味わえる映画でもあるのだ。

 ディオール専属クチュリエ―ルが衣装監修を務めた本作。ディオールの初代“バー”ジャケットや、プリーツが重ね付けされた“フランシス・プーランク”ドレス、そして、ムッシュー・ディオール直筆のスケッチ画など、ディオール・ヘリテージに保管されていた貴重な品々も登場する。

■映画『オートクチュール』あらすじ

 ディオール オートクチュール部門のアトリエ責任者であるエステル(ナタリー・バイ)は、ある日、地下鉄で若い女性ジャド(リナ・クードリ)にバッグを盗まれる。警察に突き出してもよかったが、ジャドに才能を感じたエステルは、彼女を見習いとしてアトリエに迎え入れることにした。

 厳しいオートクチュールの世界で、時に反発し合い、時に母娘のように、親友のように、美の真髄を追求していく2人。そして、エステルにとって最後のコレクションが近付いていたーー。(記事:ヤスダ ユウカ・記事一覧を見る

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