浦和レッズが優勝 大分トリニータに劇的勝利 サッカー天皇杯

2021年12月20日 07:21

印刷

 19日、サッカーの天皇杯決勝が新国立競技場で行われ、浦和レッズが大分トリニータに2-1で勝利した。浦和は3大会ぶりの優勝。大分の初優勝はならなかった。

 試合は開始早々に浦和が先制、一進一退の攻防が続くも終了間際に大分が追い付く。延長戦かと思われたアディショナルタイムに、浦和が追加点を奪い勝利した。

 大分は準決勝の川崎フロンターレ戦と同じメンバーが先発する。前半6分、浦和は小泉佳穂が右サイドを崩してこぼれたボールを関根貴大がPA内に持ち込む。そのままDFを交わしGKまで引き付けたところでマイナス方向にパスを出すと、これをゴール正面から江坂任がダイレクトでシュートし先制点を挙げる。浦和の守備は固く、大分はゴールチャンスを作れずに前半を終える。

 後半に入ると大分は下田北斗を中心に反撃を始める。後半25分、浦和は関根のスルーパスに反応した江坂任が、PA内で1対1になったGK高木駿を交わしてシュートを放つも、再び高木の伸ばした手でセーブされる。後半34分、大分は長沢駿、松本怜を投入、攻撃に厚みをかけようとする。

 すると後半45分、大分は下田北斗の左サイドからのクロスを走り込んだペレイラがヘッドで合わせ、土壇場で追い付く。

 しかし後半アディショナルタイム、浦和は柴戸海がCKからPA手前にこぼれたボールをボレーシュートする。これを後半38分に投入された槙野智章がヘッドで合わせると、ボールはゴール中央に吸い込まれ、これが決勝点となった。

関連キーワード

関連記事