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大分、王者・川崎を破る 決勝進出へ サッカー天皇杯準決勝
12日、サッカーの天皇杯準決勝が行われ、大分トリニータがアウェイで川崎フロンターレと対戦。大分は延長戦後半8分に先制されながらアディショナルタイムで追い付くと、PK戦を5-4で制した。大分は初の決勝進出、川崎は連覇を逃した。
準決勝もう1試合は、浦和レッズがホームでセレッソ大阪と対戦、2-0で勝利。この結果、12月19日の国立競技場での決勝戦は大分VS浦和となった。
序盤から激しい試合展開となったが、前半20分過ぎから川崎Fが試合を支配し、何度も枠内にシュートを放つ。これに対し大分はGK高木駿が好セーブを連発、0-0で折り返す。大分はCBにトレヴィザンとペレイラを置く4バックで臨み、リーグ戦得点王の川崎・Lダミアンも封じ込める。
後半に入ると、川崎の攻撃は迫力を増し、後半20分にはマルシーニョを投入、何度もゴールチャンスを掴む。後半24分、大分のクロスボールがPA内で川崎DFの手に当たりVARチェックが入るも、ノーハンドと判定される。
延長戦に入ると大分にゴールチャンスが訪れ始めるも、流れは変わらない。延長後半4分、川崎は3人を投入し交代枠を使い切り、攻撃に厚みをかけ始める。延長後半8分、川崎は山根視来のスルーパスに反応した小塚和季がPA右に走り込み、送ったクロスを小林悠が右足で合わせ、先制点を奪う。
勝負が決まったと思われた延長後半アディショナルタイム、大分は下田北斗がPA右手前から左足でクロスを送る。これをトレヴィザンがヘッドで合わせ同点に追い付く。
PK戦も両チーム7人が蹴る熱戦となり、最後は川崎・山根が失敗、5-4で大分の勝利が決まった。
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