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Swiftと副業の相性は? 人気が高まるApple開発のプログラミング言語
Swiftは、近年人気が高まってきているプログラミング言語だ。Apple関連の開発には特にSwiftが適しているが、副業との相性も良い。本記事では、Apple開発のプログラミング言語「Swift」について紹介する。
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■後発のSwiftは学びやすく人気も高まってきている
Swiftとは、2014年に世界的なIT大手のAppleが開発したプログラミング言語だ。元々、AppleもObject-Cといった既存プログラミング言語を開発に用いていた。しかし、Object-Cはコードの複雑さゆえに学習が難しいため、安定してプログラマーを確保しにくい。加えて、プログラム規模が大きくなるほどに、ミスを見つけるのにも時間を要するというデメリットがあった。
こうした作業効率の問題を解決するため、Appleは独自オープンソースプログラミング言語「Swift」を開発する。以降、SwiftはiPhoneやMacをはじめとするApple製品に加え、iOSやWebアプリの開発にも用いられるようになった。
SwiftはObject-Cとのシームレスな互換性を持ち、後発の利点を生かしたシンプルなコードにメリットがある。Ruby、Python、Rustといった現代を代表するプログラミング言語からも影響を受けており、モダンで洗練されているのもSwiftの特徴だ。
2020年12月、TECH Streetは2020年プログラミング言語別年収ランキングを発表している。これによれば、Swiftは20代で8位(398万円)、30代では20位(479万円)、40代で10位(599万円)だった。Ruby、Pythonと異なり、SwiftはApple製品の開発に特化している。そして、発表からまだ新しい点を考慮すれば、Swiftの躍進には目を見張るものがあるだろう。
■iOSやMacの国内シェアは高く副業案件も期待できる
Swiftは魅力的なプログラミング言語だが、副業に選ぶとなると気になるのは案件数だ。NTTドコモ・モバイル社会研究所の「モバイル社会白書2021年版」によれば、Appleは国内スマホメーカーシェアの約4割を占めている。iOSはAndroidとの比較で語られるが、端末に限れば1社で全体の約40%のシェアは圧倒的な数字だ。
さらに、IDC Japanが9月に発表した2021年4月~6月のトラディショナルPC出荷台数においても、Appleは8.6%を占めている。Apple独自開発のプロセッサ「M1」が搭載されたMacの売上が好調で、前年同期比でも出荷台数を増やしたのはAppleのみだった。
ビジネスシーンではWindowsの方が優勢だが、クリエイティブやデザインではMacへの信頼が厚い。マーケティングにおいても動画コンテンツの重要度は高まってきており、編集やデザインに多く使われるMacは安定した需要を維持するだろう。そして、このApple製品やアプリの開発に使われているプログラミング言語がSwiftだ。将来性も含め、Swiftは安定して豊富な副業案件が期待できる。
また、Swiftはまだ新しいプログラミング言語であるため、バージョンアップを繰り返しながら進化している途中だ。今後Windowsにも対応されれば、Swiftが使えるシーンも飛躍的に広がり、副業案件も増えることが容易に予測できる。副業でiOSやApple関連のプログラミングを検討しているなら、習得しやすく将来性もあるSwiftがおすすめだ。(記事:西島武・記事一覧を見る)
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