欧米の注目経済指標:米国の7-9月期GDP改定値は小幅な改善にとどまる見込み

2021年11月20日 14:42

印刷

記事提供元:フィスコ


*14:42JST 欧米の注目経済指標:米国の7-9月期GDP改定値は小幅な改善にとどまる見込み
11月22日-26日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

■22日(月)日本時間23日午前0時発表予定
○(米)10月中古住宅販売件数-予想は620万件
参考となる9月実績は629万戸。市場予想を上回っており、今年1月以来の水準となった。販売価格(中央値)は前年同月比+13.3%と高い伸びを記録しており、需要は堅調。10月については、在庫水準の増加は小幅にとどまることから、販売件数は減少する可能性があるものの、中古物件の需要は引き続き堅調とみられる。

■23日(火)午後6時発表予定
○(欧)11月ユーロ圏マークイット製造業PMI-予想は57.5
参考となる10月改定値は58.3で速報値から下方修正された。11月については、供給制約に伴うコスト上昇が製造業の生産を鈍らせている状況は特に変わっていないことや、新型コロナウイルスの感染再拡大の影響もあることから、10月実績を下回る可能性がある。

■23日(火)午後11時45分発表予定
○(米)11月マークイットサービス業PMI-予想は59.0
参考となる10月改定値は58.7。11月については感染状況が特に悪化していないことや雇用の改善が期待できることから、10月実績に近い水準となる可能性がある。

■24日(水)午後10時30分発表予定
○(米)7-9月期国内総生産改定値-予想は前期比年率+2.2%
参考となる速報値は前期比年率+2.0%。在庫投資と政府支出は増加したが、個人消費と設備投資の伸びは鈍化した。改定値では複数の項目が上方修正される可能性があるが、億速報値2.0%からの修正幅は小幅にとどまる見込み。

○その他の主な経済指標の発表予定
・22日(月):(中)10月小売売上高、(中)10月鉱工業生産、(米)11月NY連銀製造業景気指数
・23日(火):(独)7-9月期国内総生産改定値、(英)11月マークイットサービス業PMI、(米)11月マークイット製造業PMI
・24日(水):NZ準備銀行政策金利発表、(独)11月IFO企業景況感指数、(米)10月耐久財受注、(米)10月新築住宅販売件数、(米)10月コアPCE価格指数
・25日(木):(NZ)10月貿易収支
・26日(金):(豪)10月小売売上高《FA》

関連記事