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【どう見るこの株】エクスモーションは底値圏、22年11月期大幅増収増益予想で3Q累計順調
エクスモーション<4394>(東マ)は組み込みソフトウェア開発の課題を解決するコンサルティングファームである。21年11月期は需要が高水準に推移して大幅増収増益予想としている。第3四半期累計の進捗率が順調であり、通期ベースでも好業績を期待したい。[写真拡大]
【日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部】
エクスモーション<4394>(東マ)は組み込みソフトウェア開発の課題を解決するコンサルティングファームである。21年11月期は需要が高水準に推移して大幅増収増益予想としている。第3四半期累計の進捗率が順調であり、通期ベースでも好業績を期待したい。さらに22年11月期も収益拡大基調だろう。株価は上場来安値に接近して軟調だがほぼ底値圏だろう。底固め完了して出直りを期待したい。
■組み込みソフトウェア開発の課題を解決するコンサルティングファーム
ソフトウェア開発に不可欠な技術参謀として、組み込みソフトウェア開発の課題を解決するコンサルティングファームである。ソフトウェア工学に基づきつつも、現場で使える実践的ソリューションを提供していることが特徴・強みだ。自動車分野を中心に自動二輪、農機、建機、医療、産業機械、鉄道などの分野にも展開している。
コンサルタントが直接支援する既存のコンサルティング事業およびトレーニング事業に加えて、コンサルタントの数的制約を受けない新規事業として、技術コンサルティング現場で蓄積した知見を提供するコンテンツ事業「Eureka Box」(ユーリカボックス=開発技術総合学習&実践プラットフォーム)を立ち上げた。コンテンツを拡充して新たな顧客層開拓を推進する。
なおイノベーターの卵の発掘・育成を目的とする「DeruQui」については、活動がボランティアベースのため22年11月期から一般社団法人を設立して運営移管予定としている。
■21年11月期大幅増収増益予想、22年11月期も収益拡大基調
21年11月期業績(非連結)予想は、売上高が20年11月期比18.9%増の10億42百万円、営業利益が59.8%増の1億42百万円、経常利益が43.2%増の1億43百万円、当期純利益が44.4%増の98百万円としている。
第3四半期累計は、売上高が前年同期比11.3%増の7億10百万円、営業利益が90.7%増の1億09百万円、経常利益が81.8%増の1億11百万円、四半期純利益が83.7%増の76百万円だった。自動車メーカー各社のCASE対応など需要が高水準に推移して大幅増収だった。利益面は、新規事業投資を除くベースの売上総利益率が47.2%でコロナ禍以前の水準に回復し、販管費抑制も寄与して大幅増益だった。
通期も需要が高水準に推移して大幅増収増益予想としている。第3四半期累計の進捗率は売上高が68.1%、営業利益が76.7%、経常利益が77.5%、純利益が77.7%と順調だった。通期ベースでも好業績を期待したい。さらに22年11月期も収益拡大基調を期待したい。
■株価は底値圏
株価は上場来安値に接近して軟調だがほぼ底値圏だろう。底固め完了して出直りを期待したい。10月15日の終値は1009円、時価総額は約30億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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