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【株式市場特集】新「三種の神器」の商品、サービス、セクターをリサーチして先取り
すでに動意付いたアフター・コロナ株の旅行関連株や電鉄株などが、これをどの程度まで織り込んだかは定量不可だろう。自分流に新「三種の神器」の商品、サービス、セクターをリサーチして先取り、歴史再現の検証実験投資に参加することも一興となりそうだ。[写真拡大]
【日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部】
すでに動意付いたアフター・コロナ株の旅行関連株や電鉄株などが、これをどの程度まで織り込んだかは定量不可だろう。自分流に新「三種の神器」の商品、サービス、セクターをリサーチして先取り、歴史再現の検証実験投資に参加することも一興となりそうだ。破天荒で申訳ないがセレクトしてみた。
■まずライフ・ワークスタイル一変でウッドショックをハネ返した戸建住宅
自分流の新「三種の神器」候補としてまず取り上げたいのが、「神器」としてやや金額が張るが戸建住宅である。戸建住宅は、コロナ禍を背景とした「ステイホーム」やリモートワーク要請でライフスタイルとワークスタイルが一変して、低価格で在宅勤務スペースを確保できるマイホーム需要が高まり、パワービルダー各社の業績を大きく押し上げた。今後も岸田内閣による子育て支援策で、子育て世代に対する住居費・教育費支援、定額給付金支給などが予想され、需要拡大環境が整う。
関連株は数多いが、木材価格高騰のウッドショックを押し返して業績を上方修正した銘柄が浮上する。住友林業<1911>(東1)やケイアイスター不動産<3465>(東1)のように業績修正と新株式発行をほぼ同時に発表したケースもあるが、純粋の上方修正銘柄はコード番号順に積水ハウス<1928>(東1)、三栄建築設計<3228>(東1)、オープンハウス<3288>(東1)、アグレ都市デザイン<3467>(東1)、AVANTIA<8904>(東1)、グランディハウス<8999>(東1)などとなる。ほとんどがPER10倍以下の低評価でPBRも1倍を割れ、増配に踏み切る銘柄も多いだけにさらに活躍場面が増えそうだ。
■子育て支援の調理家電も続き「岸田ショック」でも証券株
この戸建住宅と関連して次に注目したい新「三種の神器」候補は、調理家電である。在宅勤務のマイホーム・パパや「女性活躍社会」のキャリアウーマンのママが家族サービスをする際の便利グッズ、子育て支援グッズの需要拡大が予想される。アイデア溢れる調理家電の各種人気ランキングに自社開発商品が名を連ねる岩谷産業<8088>(東1)、シャープ<6753>(東1)、ツインバード工業<6897>(東2)、山善<8051>(東1)が浮上する。さらに生活家電を「新・三種の神器」とアピールするパナソニック<6752>(東1)、家電大手の日立製作所<6501>(東1)、東芝<6502>(東1)、高機能・高級家電製品展開のバルミューダ<6612>(東マ)、独自のプライベート家電を開発するドウシシャ<7483>(東1)なども外せない。
最後の新「三種の神器」候補は、意外にもセクターとしての証券株である。岸田首相が、表明していた金融取得増税を当面は行わないと引っ込めたからではない。兜町と永田町の親密度が強い政治家といえば、証券界の「40年不況」時にいまはない山一証券への日銀特融を主導した当時の田中角栄蔵相といわれる。しかし池田勇人首相も、証券業界に応援団ができるほど親密度が強く、外遊中には国際電話で株価動向を問い合わせてくるなど株式相場への関心が高かったといわれている。岸田首相が、この池田首相と同様に株価動向に聞き耳を立ててくれれば「歴史が繰り返す」ことになる。足元の株価は、自民党総裁選挙以来、「岸田ショック」といわれるほど急落したが、東証1部の売買代金は連日、3兆円を超える大商いが続き証券界業界にとっては好悪相半ばしている。
証券株は、市況産業のため業績見通しや配当予想を開示せず予想PERや配当利回りは算出できない。しかしPBRは、揃って0.5倍、0.6倍などと割り負け株がゴロゴロとある。そのなかで大手証券もさることながら、今3月期の中間配当を実施済みの極東証券<8706>(東1)、岩井コスモホールディングス<8707>(東1)、アイザワ証券グループ<8708>(東1)、丸三証券<8613>(東1)、東海東京フィナンシャル・ホールディングス<8616>(東1)、水戸証券<8622>(東1)、いちよし証券<8624>(東1)、松井証券<8628>(東1)などからマークしてみたい。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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