トヨタ、立ち乗り3輪BEV「C+walk T」発売

2021年10月2日 08:18

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C+walk T(シーウォークティー)(画像: トヨタ自動車の発表資料より)

C+walk T(シーウォークティー)(画像: トヨタ自動車の発表資料より)[写真拡大]

  • ステップ高:発表資料より
  • 旋回範囲:発表資料より
  • ハンドル:発表資料より
  • リチウムイオンバッテリー:発表資料より
  • 周辺検知センサー部:発表資料より
  • 座り乗りタイプ(プロトタイプ):発表資料より
  • 車いす連結タイプ(プロトタイプ):発表資料より

 トヨタは1日、立ち乗りで乗車する1人用の新モビリティ「C+walk T(シーウォークティー)」を発売した。通常モデルは34万1,000円、追加機能のついた“Safety support”モデルは35万4,200円(いずれも税込)。

【こちらも】トヨタ、2人乗りの超小型EV「C+pod」発売 自治体や法人向け

 現行法では公道(歩道)や駐車場などでの走行は不可で、大型施設や私有地での使用が想定されている。将来的には法改正も見据え、公道での使用も想定した開発を進めている。

■C+walk T

 昨年12月に発売されたC+podに続く第2弾にあたる、1人乗り用超小型BEV。さまざまなライフステージでの生活をサポートするべく開発された。

 サイズは全長700mm、全幅450mm、ステップ高150mmと、1人分の歩幅、腰幅に限りなく近い。並んでも邪魔にならないサイズとなっている。車速は2、3、4、5、6、10km/hと切り替え可能で、走行可能距離も人が歩く距離を想定し、およそ14kmに設定された。タイヤはパンクする心配がないノーパンクタイヤを採用している。

 操作系統はシンプルな構造になっており、ハンドル左右にアクセルレバー、ブレーキレバー、バックボタン、パーキングブレーキレバーを備えている。アクセルレバーは押せば進み、離せば止まるといった簡単な操作が可能。ハンドルは90度回転するため、その場で真後ろへの旋回もできる。ハンドル形状やグリップ形状は人間工学に基づいて設計されている。

 ハンドル中央に速度などを示す状態表示パネル、速度切り替えスイッチ、前照灯スイッチ、警鐘スイッチ、キー認証エリアを設けている。キーはNFCで作動するようになっており、マスターキーを使用しサブキーを登録後、サブキーで運用する。

 バッテリーには10.8Ahの容量を持つリチウムイオンバッテリーが採用された。ワンタッチでの着脱が可能で、バッテリーに電源スイッチ、残量表示LED、充電確認ランプがある。満充電にかかる時間はおよそ2.5時間。

■C+walk T“Safety support”

 “Safety support”モデルは、安心装備設定が追加されている。急斜面への侵入を検知し、坂を下るときには車速が上がりすぎないように自動減速を行う「急斜面検知機能」を装備。車体前面には周辺検知センサーを備え、走行時に前方に人や物を検知した場合、衝突を防ぐために音と状態表示パネルにて警告を行い、車速を約2km/hまで減速する「障害物検知機能」も搭載する。

■アクセサリー

 アクセサリーも11種類と豊富に用意されており、警備中であることを知らせるパトランプ、長時間乗車での振動を軽減する防振フットマット、予備バッテリー、盗難防止用のバッテリーロック、車両ロック、雨除け用のカーカバーなどがある。取り扱いは純正用品もしくはT-SELECTのいずれか。

 現在のラインアップは立ち乗り用のみだが、今後市販化される予定の座り乗りタイプ、車いす連結タイプも開発中という。(記事:キーパー・記事一覧を見る

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