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高騰していた材木価格が急落、3カ月で3分の1に ほかの建材価格は上昇 米国
高騰していた米国の材木価格が5月中旬をピークに急落しているという。材木価格の高騰はコロナ禍の影響で在宅勤務が拡大し、郊外に新築を建てたりするトレンドが増加したことに合わせ、北米で発生した山火事や虫害被害などの影響で、供給不足に陥ったことが原因とされている(CBC、GIGAZINE)。
5×10cm・2.4メートルの木材価格は、2021年6月1日時点では12.65カナダドル(約1090円)だったが、9月15日には3.95カナダドル(約342円)と約3分の1にまで下がってしまったという。この影響で在庫を抱える企業や操業停止を行う製材所が増加したそうだ。ただ一方で国内ではスギ中丸太の8月の価格が去年8月と比べて4割ほど値上がりしていることから、新たな伐採を始めたとする報道も出ている(YTS山形テレビ)。
材木価格が下がったことにより、建設コストが下がったかというとそうではないという。その他の建設資材価格が上昇したことから、コストの下落は一定の範囲でしかないそうだ。新建ハウジングの記事によれば、鉄鋼製品、防水紙・建築板、アスファルト、プラスチック製水道管、肥料原料、単板積層材、熱可塑性樹脂・可塑性材料、金属根太・異形鉄筋、木製の窓・ドア枠、銅のパイプ・チューブの10種類の資材が年初来30%超の値上がりをしているとのこと。とくに鉄鋼製品に関しては今年に入ってから81.3%も上昇していたそうだ(新建ハウジング)。
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