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映画「空白」古田新太、松坂桃李らが舞台挨拶に登壇! 撮影当時を語る
(C)2021『空白』製作委員会[写真拡大]
映画「空白」が9月23日より全国公開となった。同日、それを記念し初日舞台挨拶が行なわれ、吉田恵輔監督はじめ、主演の古田新太ら出演者たちが登壇した。
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■和やかなムードで行われた舞台挨拶
全国公開されているヒューマンサスペンス映画「空白」。公開初日となった9月23日、新宿ピカデリーにて初日舞台挨拶が実施された。本編上映は、祝日の朝にもかかわらず満席。上映後に行われた舞台挨拶には、吉田恵輔監督や主演の古田新太、共演の松坂桃李、寺島しのぶ、田畑智子ら出演陣が登壇した。シリアスな作品の雰囲気とは打って変わった、和気あいあいとした和やかなムードの舞台挨拶の様子が届いている。
■古田「非常に楽で楽しい現場」
撮影当時を振り返り「すごくゲラゲラ笑っている現場だった」と語った主演の古田。中学生の娘を亡くした父親という役柄は、重く刺々しいシーンが多かったというも、「(みんなが)なるべくNGを出さないよう、滞りなく進むよう」撮影が進められ、「非常に楽で楽しい現場だった」とコメントした。
また、撮影後は共演者や監督と飲みに繰り出す日々だったという古田。何度もその席を共にしたという共演の田畑智子は、古田について「安心感があって居心地が良い」と語った。古田の部下役を演じた藤原季節は撮影当時について、「こんなに楽しくて良いのかと(感じた)」とコメント。「酒を飲んでいた記憶しかない」と会場の笑いを誘った。
■松坂「古田さんとのシーンのカロリー消費量半端ない」
一方共演の松坂について古田は「桃李は役作りをする人だからあんまり仲良くしてくれない」と冗談まじりに話し会場を沸かせた。松坂が今回演じたのは、古田演じる添田の娘が亡くなる原因ともなってしまったスーパーの店長。古田演じる父親に責められ続けるという重い役柄について、「古田さんとのシーンのカロリー消費量が半端なくて」と語った松坂は、「とてもじゃないけど飲みに行く気力がない。毎回疲弊してホテルに帰っていた。なぜ皆さん飲みにいけるのか不思議だった」と苦笑まじりにコメントした。
スーパーでのバイト経験があるという松坂は、スーパーの店員を演じた寺島しのぶについて「当時のパートの人と雰囲気がすごく似ていて。距離感というか間合いがとてもリアル」と絶賛。そのコメントに喜ぶ寺島は「こういうおばさんがいたら絶対嫌だろうなというものを集結させて演じた」と話した。
また、きちんと一緒に芝居をするのは初だったという古田との共演について、嬉しかったという松坂。「(今回の関係性は)実際にお芝居をしていると本当につらい気持ちになってくる」と語り、「今度はもっと仲の良い関係性でご一緒したい」とコメントした。
映画の空気感とは異なり、仲の良い雰囲気が伝わった舞台挨拶。出演者らの作中で見せるシリアスな顔とのギャップに、改めて役者のすごさを感じずにはいられない。
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