映画『よだかの片想い』直木賞作家・島本理生の恋愛小説が実写化、松井玲奈&中島歩出演

2021年9月24日 08:07

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記事提供元:ファッションプレス

 直木賞作家・島本理生の小説『よだかの片想い』が実写映画化。2022年に新宿武蔵野館ほか全国で公開される。

■直木賞作家・島本理生の小説『よだかの片想い』実写映画化

 2018年に『ファーストラヴ』で第159回直木三十五賞を受賞し、これまでに『ナラタージュ』『Red』などの著作が映画化されてきた作家・島本理生。そんな島本の作品の中でも傑作恋愛小説と評される『よだかの片想い』が実写映画化する。

■主演に『ゾッキ』など出演の女優・松井玲奈

 主演・前田アイコ役を務めるのは、映画『今日も嫌がらせ弁当』『ゾッキ』などに出演した松井玲奈。小説家としても活動し、読書好きで知られる松井が大ファンを公言する島本作品のメインキャラクターを務める。

 また、アイコの思い人となる飛坂逢太役には中島歩が抜擢。第71回ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した『偶然と想像』や、第76回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に選出された『サタデー・フィクション』など出演作の公開が控える注目の俳優だ。

 前田アイコ役:松井玲奈

理系女子大生の前田アイコ。顔にアザがあり、幼い頃よりからかいや畏怖の対象にされ、恋や遊びは諦めていた。大学院でも研究一筋の生活を送っていたが、「顔にアザや怪我を負った人」のルポルタージュ本の取材を受けて話題に。本が映画化されることになり、友人の編集者の手引きで、監督の飛坂逢太と会う。

 飛坂逢太役:中島歩

アイコの本を原作とする映画の監督。仕事第一で女性にも不自由しないタイプ。映画制作にあたりアイコと関わりを持ち、アイコの思い人となる。

■監督に新鋭・安川有果、脚本に城定秀夫

 また、監督としてメガホンを取るのは、第25回日本映画プロフェッショナル大賞新人監督賞を受賞した新鋭・安川有果。脚本は『愛がなんだ』『街の上で』などを手掛けた今泉力哉監督とのコラボレーション企画映画などを展開する城定秀夫が担当した。

■映画プロジェクト“ノット・ヒロイン・ムービーズ”第2弾として制作

 なお、本作は映画プロジェクト“ノット・ヒロイン・ムービーズ”第2弾として制作。“ノット・ヒロイン・ムービーズ”は、『勝手にふるえてろ』『寝ても覚めても』『愛がなんだ』『本気のしるし』を手掛けてきたメ~テレと制作会社ダブが手を組み、新進女優と次世代監督によって「不器用に、でも一生懸命“今”を生きるヒロインたち」を映画化するプロジェクトとなっている。

■作品情報

 映画『よだかの片想い』
公開時期:2022年
出演:松井玲奈、中島歩
監督:安川有果
脚本:城定秀夫
原作:島本理生『よだかの片想い』(集英社文庫刊)
©島本理生/集英社 ©2021映画「よだかの片想い」製作委員会

 <映画『よだかの片想い』あらすじ>
物語の主人公は、理系女子大生の前田アイコ。彼女の顔の左側にはアザがある。幼い頃から、からかいや畏怖の対象にされ、恋や遊びはあきらめていた。

大学院でも研究一筋の生活を送っていたが、「顔にアザや怪我を負った人」のルポルタージュ本の取材を受けて話題となってから、状況は一変。本が映画化されることになり、友人の編集者の手引きで、監督の飛坂逢太と会う。

話をするうちに彼の人柄に惹かれ、作品にも感動するアイコ。飛坂への片想いを自覚してから、不器用に距離を縮めていくが、相手は仕事が第一で、女性にも不自由しないタイプ。アイコは飛坂への想いを募らせながら、自分のコンプレックスとも正面から向き合うことになる。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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