G・デル・トロ監督最新作『ナイトメア・アリー』22年2月25日公開に ティザー予告も

2021年9月24日 10:26

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©2021 20th Century Studios. All rights reserved.

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 『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017年)でアカデミー作品賞&監督賞を受賞したことでも知られるギレルモ・デル・トロ監督の最新作『Nightmare Alley(原題)』が、邦題を『ナイトメア・アリー』として2022年2月25日(金)に日本公開されることが決定した。あわせてティザー予告映像も解禁されている。

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■豪華キャストによるサスペンス・スリラー

 日本公開が決定したギレルモ・デル・トロ監督最新作、『ナイトメア・アリー』。原作は、1946年に出版されたウィリアム・リンゼイ・グレシャムの名作ノワール小説「ナイトメア・アリー 悪夢小路」だ。巡回カーニバルを舞台に、奇術師の主人公が1人の女性と出会い、そして辿る運命を描く。

 主人公の青年スタンを演じるのは、『世界にひとつのプレイブック』(2012年)などで4度アカデミー賞主演男優賞にノミネートされているブラッドリー・クーパー。彼が出会う謎めいた女性精神科医を、2度のオスカーに輝くケイト・ブランシェットが演じる。

 さらに、『永遠の門 ゴッホの見た未来』(2018年)のウィレム・デフォー、『ドラゴン・タトゥーの女』(2011年)のルーニー・マーラ、『ヘレディタリー/継承』(2018年)のトニ・コレットといった、オスカー常連の豪華俳優たちが名を連ねている。その豪華なキャスト・制作陣ゆえに、すでにアカデミー賞最有力候補との呼び声も高い期待作だ。

■ギレルモ・デル・トロ監督とは?

 メガホンをとったのは、メキシコ出身のギレルモ・デル・トロ監督。言語障害を持つ女性と半魚人のような謎の生き物の愛を描いた監督作品『シェイプ・オブ・ウォーター』が、第90回アカデミー賞で4冠に輝き、その名を世界へ轟かせた。

 そんなギレルモ・デル・トロ作品の魅力は、何と言っても美しく独創的なキャラクター造形だ。おとぎ話の世界をダークに描いたファンタジー『パンズ・ラビリンス』(2006年)は、アカデミー美術賞およびメイクアップ賞を受賞。SF映画『パシフィック・リム』(2013年)では、細部までデザインにこだわり抜いたロボットと怪獣を披露し、世界中のオタク心をくすぐった。

 近年では、彼の名前がクレジットされているだけでその造形・映像への期待に胸を膨らませるファンも多い。最新作『ナイトメア・アリー』ではどんな世界を見せてくれるのだろうか。

■ティザー予告映像が解禁へ

 解禁されたティザー予告は、野心家の青年スタンがとあるカーニバルへたどり着いたシーンから始まる。彼はショービジネスの世界での成功を目指し、その華やかなカーニバルの世界へ足を踏み入れたのだ。人々が注目する見世物小屋では、異形の生き物を出し物にしている……。神秘的で怪しさに溢れた光景に、スタンは心を躍らせる。

 読心術を身につけたスタンは、ステージに上がり名声を掴んでいくが、1人の女性精神科医と出会うことで運命が大きく変わり始める。その先には、予想もつかない結末が待っていたーー。

(記事:ヤスダ ユウカ・記事一覧を見る

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