映画『ドーナツキング』全米ドーナツ王のスイートでビターなドキュメンタリー

2021年8月22日 20:24

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記事提供元:ファッションプレス

 映画『ドーナツキング』が2021年11月12日(金)より順次全国で公開される。

■ドーナツにまつわる、とびきりスイートでビターな物語

 アメリカ人が愛してやまないドーナツ。アメリカには約2万5,000店以上のドーナツ店があり、そのうちの5,000店舗がカリフォルニア州にあるという。カリフォルニアに住む人々の多くは車で通勤するのだが、彼らの朝食の定番は「ドーナツ2個と1杯のコーヒー」。

そんなアメリカ人の愛するドーナツのお店をオープンし、“ドーナツキング"へと駆け上がったカンボジア人男性がいた。彼の名はテッド・ノイ。

経営を始めて資産2千万ドル(日本円で約22億円)をも所有。誰もがうらやむアメリカンドリームを掴んだ男は、いかにして現在も脈々と継がれるドーナツ店を経営することになったのか?

■ドーナツキングの数奇な人生

 カンボジアに生まれたテッド・ノイの人生には、様々な困難があった。カンボジア内戦、クメールルージュから迫害され家族と難民としてアメリカに渡ったこと、地道に働きながらつかんだドーナツ店、大手チェーン店VS個人経営店との闘い…。

映画では、それらを乗り越えつつも、思いもよらぬ方向へ転がった”ドーナツキング”ことテッドの人生と数奇なエピソードが紹介される。

 誰もが大好きなドーナツにまつわる、誰も知らない真実に驚愕し、映画を見終わった頃には、きっとドーナツが食べたくなるはず。人々の好奇心と食欲を刺激するとびきりのドーナツムービーだ。

■製作総指揮にリドリー・スコット

 テッド・ノイの人生に惹かれたリドリー・スコットが映画の製作総指揮を担当。次のように話している。

「テッド・ノイのような複雑なキャラクターに心惹かれます。彼は、何もないところから出発しビジネスの手腕と家族全員の勤勉さで、アメリカンドリームを成し遂げました。この作品は、我々が生きるこの時代に重要な意味を持つ映画。難民がチャンスを得たとき、何が起こるのかをこの映画は示してくれる。今こそ、この物語が語られるべき重要な時期なのです」

また、映画『ドーナツキング』は、2020年、音楽・映画祭SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)に出品&絶賛され、監督を務めたアリス・グーは、注目の女性新人監督として期待を集めている。

■映画『ドーナツキング』作品詳細

 原題:The Donut King
公開:2021年11月12日(金)新宿武蔵野館 他 全国 順次 ロードショー
監督:アリス・グー
製作総指揮:リドリー・スコット
配給:ツイン

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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