欧米の注目経済指標:4-6月期米GDP改定値は上方修正の可能性も

2021年8月21日 14:23

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記事提供元:フィスコ


*14:23JST 欧米の注目経済指標:4-6月期米GDP改定値は上方修正の可能性も
8月23日-27日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

■23日(月)午後5時発表予定
○(欧)8月マークイットユーロ圏製造業購買担当景気指数-予想は61.5
参考となる7月実績は、62.8。6月実績を下回ったが、高水準を維持している。8月については、ユーロ圏の製造業は7-9月期に多少減速するとの見方が多いこと、製造業とそのサプライヤーが需要に応じてなかなか生産を拡大できず、価格上昇につながっていることから、7月実績に届かない可能性がある。

■25日(水)午後9時30分発表予定
○(米)7月耐久財受注-予想は前月比-0.1%
参考となる6月実績は前月比+0.8%。コンピューター、電子機器、機械、一次金属の受注は増加したが、半導体不足を背景に自動車・同部品の受注は減少。7月については、サプライチェーンの障害や不足が原因で生産ペースは抑制されており、前月比マイナスとなる可能性がある。

■26日(木)午後9時30分発表予定
○(米)4-6月期国内総生産改定値-予想は前期比年率+6.6%
参考となる速報値は、前年同期比+6.5%。個人消費や企業の設備投資が成長に寄与したが、住宅投資は減少した。サプライチェーンの制約に伴う在庫圧縮も成長率を抑制した。改定値では個人と企業設備投資はやや上方修正される可能性があるが、速報値からの修正は小幅にとどまる見込み。

■27日(金)午後9時30分発表予定
○(米)7月PCEコア価格指数-予想は前年比+3.6%
参考となる6月実績は前年比+3.5%。供給制約が物価を押し上げ、伸びは5月実績を上回った。7月についは、外食、宿泊などのサービス価格が引き続き上昇するとみられている。
さらに、昨年春以降積み上がっている家計の余剰貯蓄を考えると、コア価格指数が上振れる可能性は残されている。

○その他の主な経済指標の発表予定
・23日(月):(英)8月マークイット製造業PMI、(米)8月マークイット製造業PMI
・24日(火):(独)4-6月期国内総生産改定値
・25日(水):(独)8月IFO企業景況感指数《FA》

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