関連記事
新型アクア採用の 「バイポーラ型」駆動用バッテリー、リチウムイオンとの違いは
トヨタは7月に新型アクアの発表を行っているが、その特徴の一つに量産車の車載電池とし初めて「バイポーラ型ニッケル水素電池」を採用している点がある。バイポーラ型では、バイポーラ型は、各セルモジュールの大きさを小型化でき、部品点数を削減できるほか、セル間の接続にコネクタを使わず直接接続できることから、通電面積が広く大電流を流しやすい特徴があるという(日経新聞、Car Watch)。
Car Watchの記事によれば、新型アクアに搭載されるバイポーラ型では、先代アクアに採用されていたたニッケル水素電池と比較した場合、セル当りの出力は約1.5倍あり、さらに小型化で約1.4倍のセルが搭載可能となったことで、合計で約2倍の高出力を達成したとしている。
また新型アクアではリチウムイオン電池を搭載したグレードもあり、それと比較した場合、バイポーラ型のグレードでは電池容量が5.0Ahであるのに対し、リチウムイオン電池搭載版の電池容量は4.3Ahとなっている。容量エネルギー密度に関しては、バイポーラ型が1000Wh/Lに対して、リチウムイオン電池では740Wh/Lになっているとしている。日経新聞の記事によれば、リチウムイオン電池パックと比較した場合、体積当たりの容量で25%増を実現したとされている。
スラドのコメントを読む | ハードウェアセクション | テクノロジー | ハードウェア
関連ストーリー:
オーストラリア・メルボルン近郊の大規模蓄電施設、コンテナサイズのバッテリーパックが燃える 2021年08月02日
リコール修理後にもバッテリー発火の可能性がある Chevrolet Bolt EV 、新たなリコールが発表される 2021年07月25日
二次電池式電気自動車の充電に火力発電を主とした電力を使用しても、ライフサイクル全体では内燃機関エンジン自動車より温室効果ガス排出量が少ない 2021年07月23日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク