目先的に米雇用関連指標に対する関心は高まる可能性

2021年8月4日 15:49

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記事提供元:フィスコ


*15:49JST 目先的に米雇用関連指標に対する関心は高まる可能性
米国疾病対策センター(CDC)は8月3日、7月31日時点で国内の1日当たり新規感染者は約7.2万人に増加したと発表した。感染者数は昨年夏のピークを上回っているようだ。ワクチン接種者は増加しているものの、接種後におけるウイルス感染も報告されている。市場関係者の間からは「新型コロナウイルス変異株の感染拡大を警戒してリスク回避的な取引が増えている」との声が聞かれている。屋内でのマスク着用を求められるケースも増えており、感染拡大を防ぐための措置が再び導入されている。

 ただ、現時点で経済・社会活動を大幅に制限するような措置は導入されていないため、米国の景気回復ペースが大幅に鈍化するとの見方は少ないようだ。本日発表される7月ADP雇用統計と6日発表の7月米雇用統計が市場予想を上回る内容だった場合、量的緩和策の早期縮小観測が再浮上し、ドルを買い戻す動きが広がる可能性がある。《MK》

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