日本、スペインに延長戦で敗れる 東京五輪サッカー男子準決勝

2021年8月4日 07:54

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 3日、埼玉スタジアム2002で行われた東京オリンピックのサッカー男子準決勝で、日本はスペインに0-1で敗れた。日本は史上初の決勝戦進出はならなかったが、メキシコとの3位決定戦に臨む。

 試合は開始からスペインがパスを回して優勢に進めるも、日本はゴール前の固い守備で対応する展開に終始する。90分では得点が入らず、延長戦も残り5分となったところで、スペインが決勝ゴールを奪いそのまま逃げ切った。

 後半13分、スペインはミケル・メリノがPA内でシュートを放つところで、吉田麻也が足を掛けたとしてPKを奪う。しかしVARレビューの結果、吉田は先にボールをクリアしておりノーファウルとされる。

 後半20分、旗手怜央に代えて相馬勇紀、林大地に代えて上田綺世を投入。しかし日本は展開を変えられず、スペインが押し込む場面が続く。日本は後半40分過ぎからは立て続けにシュートを打たれるも、GK谷晃生のセーブなどで無失点に抑える。

 延長戦に入ると、久保建英に代えて前田大然、堂安律に代えて三好康児を投入する。スペインが優勢の中で、延長前半12分、左サイドからのクロスを前田がヘッドで合わせるもわずかにゴールを外れる。

 延長後半10分、スペインはマルコ・アセンシオがPA右角付近でボールを受け、反転しながら左足で放ったシュートがゴール隅に吸い込まれる。スペインはこのまま逃げ切った。

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