“セルフ整形”？ 韓国発サイコホラー映画『整形水』、狂気の劇中カット公開

　2021年9月23日（木・祝）に日本公開を迎える韓国発のサイコホラー・アニメ映画『整形水』より、狂気の劇中カットが公開された。

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■整形サイコホラー！韓国発アニメ映画『整形水』が日本公開へ

　韓国発アニメ映画『整形水』（せいけいすい）が世界の映画祭で高く評価され、話題を呼んでいる。

　“整形水”とは、劇中に登場する「顔を浸せば誰もが美しくなれる奇跡の水」。美しくなりたいという欲望に駆られた主人公が、“整形水”を手に入れたことで狂いだす運命を描いた作品だ。“外見至上主義”に対する絶望と美への渇望、他人の視線に対する恐怖ーー。多くの現代人が抱える闇をエンターテイメントへと昇華させた、新感覚の整形サイコホラー映画となっている。

　原作は、日本では「LINE マンガ」で独占配信中のオムニバス作品『奇々怪々』。世界の累計閲覧数は31億回を超え、韓国国内でも支持されている大人気の作品だ。

　そんな映画『整形水』が、日本でも劇場公開へ。本作が監督デビューとなるチョ・ギョンフン監督は、公式サイトに「最高のアニメーション大国である日本で公開されることになり大変光栄です」などとコメントを寄せている。

■“セルフ整形”場面を捉えた、狂気の劇中カット解禁

　今回解禁されたカットの中には、女性が自らの手で顔の皮膚と肉を剥ぎ取り“セルフ整形”する衝撃のシーンが。狂気を感じる生々しいカットだが、主人公イェジが“整形水”を試すことを決意する決め手となった映像だ。

　また、外見コンプレックスを抱えるメイクアップアーティストの主人公イェジの姿や、イェジがメイクを担当する人気タレントのミリ、イケメン新人俳優のジフンなど、登場人物たちが写ったカットも公開された。

■映画『整形水』あらすじ

　外見に強いコンプレックスを持つイェジは、人気タレント・ミリのメイクを担当するメイクアップアーティスト。タレントからは罵倒され、偶然TV番組に出演した際には誹謗中傷されてしまう。

　自暴自棄になるイェジの元へ、巷で噂になっている“整形水”が届く。顔を浸せば、自らの手で自由自在に思い通りの容姿へと変えることができてしまう奇跡の水。後遺症も副作用もないという。

　美しくなりたいという欲望に駆られたイェジは使用することを決意。別人へと変貌を遂げるのだった。しかし、しばらくして周囲で不審な出来事が起こり始め、物語はあらぬ方向へと狂いだしていく……。（記事：ヤスダ ユウカ・記事一覧を見る）