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水星の逆行は相場では要注意?
水星のイメージ。[写真拡大]
●6月は水星の逆行
2021年2回目の水星の逆行は5月30日から6月23日までで、水星の逆行初期はマーケットが急激に動きやすいと言われる。
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投資判断に占いを取り入れる投資家は意外に多いと言う。占い師の助言を信じて、大暴落を逃れたという話もある。
たかが占星術と高を括る人も多いだろう。相場の世界は論理的に行動すると思いがちだが、時には非合理的な動きをすることもあり、あながちただの占いとは言い切れない。
ある法則や理論で説明できないことをアノマリーと言い、その1つが占星術で傾向を探るアストロロジー・アノマリーである。水星の逆行時の今、注意すべきか?
●水星の逆行とは?
水星の逆行は毎年3回あり、1回あたり約24日間ある。水星が本来の方向と逆方向に動いているように見える(実際には順行している)のが、水星の逆行である。
水星はコミュニケーションを司る天体と言われ、逆行期間はミスコミュニケーションが起こりやすい期間とも言われている。
ミスコミュニケーションではメール・通信トラブルが起こりやすく、交通機関も乱れやすいと言われている。市場も動揺しやすく、相場も不安定になりやすく、方向感も定まりづらい。
●実際にはどこまで関係があるのか?
リーマンショック時には、前年の2007年の下落時も、2番底に向かうタイミングも、リーマン・ブラザーズ破たん後に下落し始めたのも水星逆行時だった。
昨年のコロナショックでの相場の下落も、米国の大統領選挙時も水星の逆行時だった。
もちろん毎回大きく変動するわけではなく、2017年から2019年には大きな変動はなく、2016年の大統領選挙時にはトランプラリーとは重ならなかった。
今回の水星逆行時の日経平均に限るならば、28800円~29000円くらいを往復しているだけである。(6月14日現在)
だが今回は、ビットコインの暴落があり、これが水星の逆行説として見ることもできる。
一部の噂では、ヘッジファンドなどが水星逆行時に意図して仕掛けているなどという説もあり、明確な根拠がないからこそ様々な噂も飛び交うが、実際には誰にもわからない。
傾向として、注意が必要なタイミングの1つとして頭の片隅に置いておく程度は意識しておきたいところだ。(記事:森泰隆・記事一覧を見る)
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