原作・村上春樹×主演・西島秀俊の映画『ドライブ・マイ・カー』公開日は8月20日に

2021年5月27日 17:24

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(c) 2021 『ドライブ・マイ・カー』製作委員会

(c) 2021 『ドライブ・マイ・カー』製作委員会[写真拡大]

 西島秀俊が主演を務め、村上春樹の同名小説を原作とする映画『ドライブ・マイ・カー』の公開日が8月20日に決定した。併せて5月28日に発売されるムビチケの購入特典が『ドライブ・マイ・カー特製しおり』になることが発表された。

■公開日がついに決定!購入特典付きのムビチケは28日発売

 映画『ドライブ・マイ・カー』は、8月20日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開。28日に発売されるムビチケを購入すると、特典としてクリア素材の「特製しおり」が受け取れる(一部劇場除く)。特製しおりは映画のフィルムをモチーフにしており、主演の西島秀俊をはじめ、三浦透子、岡田将生、霧島れいかといった出演者たちの写真があしらわれたデザイン。限定数となっているので、確実に手に入れたい場合は早めに購入しておこう。

■滝口竜介監督が映画化を熱望した村上春樹の同名小説が原作

 本作は、2013年に発表され、短編小説集「女のいない男たち」に収録されている村上春樹の同名短編小説が原作。『スパイの妻<劇場版>』(ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞)で脚本を務めた気鋭・滝口竜介がこの小説の映画化を熱望し、自ら脚本・監督を務めている。

 物語の主人公は、舞台俳優であり演出家でもある家福(かふく)。彼は妻と満ち足りた日々をおくっていたが、その妻がある秘密を残して突然この世を去ってしまう。2年後、喪失感を抱えながら生きる彼は広島の演劇祭で演出を任されることに。愛車の赤いサーブに乗って広島へ向かった家福は、そこで専属ドライバーを務める寡黙なみさきと出会う。みさきと過ごす時間のなかで、家福はそれまで目をそむけてきたあることに気付かされていく。

■メインキャストは実力派俳優陣

 舞台俳優であり演出家でもある主人公の家福を演じるのは、映画『シン・ウルトラマン』やNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」など話題作への出演が続く西島秀俊。そして、家福が広島で出会う寡黙な専属ドライバーのみさきを、映画『ロマンスドール』、『おらおらでひとりいぐも』で印象的な演技を見せた三浦透子が演じる。

 また、キーパーソンとして物語を動かす俳優・高槻役には映画『さんかく窓の外側は夜』で主演を務めた岡田将生が、さらに、秘密を残して突然この世を去る家福の妻を映画『ノルウェイの森』にも出演した霧島れいかが演じる。

 深い喪失感と仄かな希望を繊細に描いた名作を、ぜひ原作とともに楽しみたい。

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