A24製作のスリラー映画『ライトハウス』謎めいた孤島、灯台主たちの狂気と幻想を描く

2021年3月26日 17:42

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記事提供元:ファッションプレス

 A24製作によるスリラー映画『ライトハウス』が、2021年7月にTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー。

■絶海の孤高、ふたりの灯台主によるスリラー作品

 『ライトハウス』は、謎めいた孤島にやって来た“2⼈の灯台守”が主人公。突然の嵐によって外界から遮断され、徐々に狂気と幻想に侵されていく⼈間の極限状態を恐ろしくも美しい映像で描いたスリラー作品だ。

 実際に、1801年にイギリス・ウェールズで実際に起きた事件がベースになっている本作は、ほぼ全編に渡って、この2人の灯台主しか登場しない異例の演出が特徴。年かさのベテランであるトーマス・ウェイク役を『永遠の門 ゴッホの見た未来』の名優ウィレム・デフォー。また未経験の若者イーフレイム・ウィンズロー役を、‟新バットマン”の決定や『TENET テネット』で注目を集めているロバート・パティンソンがそれぞれ務める。

■モノクローム映像が映す映像美

 さらに映画は、アカデミー賞にもノミネートされた“シネマティックな映像美”も見どころだ。より人間の感情を際立たせるモノクローム映像や、かつてサイレント映画の時代に隆盛を誇っていたスタンダードサイズのスクリーンは、緊迫感を増大させるこだわりの音響も相まって、“絶海の孤⾼”という極限状態をよりパワフルに表現している。

■A24制作×ロバート・エガース監督

 なお監督を務めたのは、『ウィッチ』で⻑編デビューを飾ったロバート・エガース。製作は、『ムーンライト』『ミッドサマー』などを生み出した、A24製作が手掛ける。北米では、わずか8スクリーンでスタートしたミニシアター系映画ながら、1,000万ドルを超える大ヒットを記録している。

【作品詳細】
『ライトハウス』
公開時期:2021年7月TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督:ロバート・エガース
脚本:ロバート・エガース/マックス・エガース
撮影:ジュリアン・ブラシュケ
製作:A24
出演:ウィレム・デフォー、ロバート・パティンソン

<あらすじ>
1890年代、ニューイングランドの孤島に二人の灯台守がやって来る。彼らにはこれから四週間に渡って、灯台と島の管理を行う仕事が任されていた。だが、年かさのベテラン、トーマス・ウェイクと未経験の若者イーフレイム・ウィンズローは、そりが合わずに初日から衝突を繰り返す。険悪な雰囲気の中、やってきた嵐のせいで二人は島に閉じ込められてしまう……。

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