【どう見るこの相場】投機家も投資家もバリュー株寄りのオーナー企業株、ニッチ・トップ株に全員集合

2021年3月15日 09:03

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 相場都々逸の『売れば二上がり 買や三下がり、切ってしまえば本調子』を口ごもり、自嘲的に嘆いておられる投資家が少なくないのでないだろうか?いつものことながら、相場はどうも投資家の思いとは逆、逆に動くようだからだ。足元ではグロース株(成長株)とバリュー株(割安株)、ハイテク株と景気敏感株が、日替わりメニューで目まぐるしく高安を繰り返しているのが、その典型だ。グロース株が買われると景気敏感株は置き去りにされ、景気敏感株に買いの手が広がると高値に張り付いたグロース株はハシゴを外される。それもこれも、米国の10年物国債利回りが上昇するか、上昇が一服するかに掛かっており、このタイミングを間違えると、「買って振るい落とされ、売って担がれる」などと肩透かしの連続となる。

 米国の相場格言には、「投資家は失望した投機家である」という教えがあるそうだ。株式投資は、教科書的には「恒産なければ恒心なし」を実現する資産形成や成長企業に資金提供する国民経済的に健全な経済行為で、「貯蓄から投資へ」とも推奨されている。しかし実際の売り買いの現場は、こんなキレイ事では済まない。売り方と買い方が、互いに出し抜こう駆け引きをする金儲けの一発勝負のギャンブルそのものの側面を否定できない。日計り商いの積りでヒット・アンド・ウエーよろしく仕掛けても、「取らぬ狸の皮算用」よろしくこと志とは異なり、評価損を抱えてついつい長居をしてしまうのはよく経験することだ。米国の投資格言は、株式投資はもともと短期勝負の投機であり、その思惑が外れた投資家が、やむなく渋々と中長期投資に切り替えて甘んじる株式投資の実態を言い当てているのである。

 厳しい株式投資の現実である。株価が10倍化する「テンバガー」の夢など消し飛んでしまいそうだ。しかし気を取り直して相場と向き合えば、グロース株か景気敏感株かいずれに照準を定めるのか、史上最高値を更新した米国株価に東京市場は追随できるのか難問が控えている。とくに今週は、日米中央銀行の金融政策決定会合が控え、長期金利がどう動くか方向感に不安がある。米国の相場格言の「投資家は失望した投機家である」にならないためにはどうするのか?銘柄選択が重要になる。短期勝負に耐えられる時流性やサプライズ材料、さらに需給要因などがポイントになる。これにより短期急騰すればシメシメだが、すべてが思い通りなるわけではなくこの思惑が外れたケースも想定しておく必要がある。短期投資を中長期投資に切り換えて自信をもって安値でも持ち堪えられるだけのファンダメンタルズ、バリエーションなどが必要最低条件となる。

 今週の当特集では、このファンタメンタルズ、バリエーションに加えてプラス・アルファ(α)を内包する銘柄に注目することにした。プラスαとは、オーナー企業であるか、グローバル・ニッチ企業であるかの2点である。オーナー企業は、オーナー自身が大株主で、その目線は株主価値の最大化、高株価政策の推進を期待する点では一般投資家と同じである。またグローバル・ニッチ企業は、その世界的な高シェアを誇る製品が業績、株価に大きく反映されて行くはずである。グロース株かバリュー株かマーケットが揺れ動くなか、ややバリュー株側に寄るプラスα銘柄に短期・中長期張りの二刀流投資へトライしたい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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