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NTT都市開発など、東京・田町で東工大の土地活用し複合商業施設開発へ
東工大田町キャンパス複合開発の完成イメージ(NTT都市開発発表資料より)[写真拡大]
NTT都市開発と鹿島建設、JR東日本、東急不動産は、東京都港区芝浦の東京工業大学田町キャンパスなどの土地活用において、東京工業大学から事業予定者に選ばれた。同大と国内外の企業による産学連携研究拠点を整備するとともに、商業施設やホテルを誘致してJR田町駅東口に新たなにぎわいを創設する。
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NTT都市開発などの計画によると、整備されるのは複合施設2棟。1つは田町キャンパス内約2万3,000平方メートルの敷地に建つ高層ビルで、高さ178メートル、地下2階、地上36階建て延べ床面積約25万平方メートル。東京工業大学の教育研究施設、産学官連携施設に加え、商業施設やホテル、オフィス、保育所の入居を予定している。
もう1つは職員宿舎跡地約500平方メートルの敷地に建つ7階建て延べ約2,500平方メートル。教育研究施設と商業施設が入る。NTT都市開発など4社は2月末に東京工業大学と事業協定書を締結した。今後工事を進め、2030年6月ごろに施設の使用を開始、2032年のグランドオープンを計画している。
東京工業大学は田町キャンパスの有効活用を図ると同時に、教育研究施設整備や地域のにぎわい創出を目指し、キャンパス内での複合施設建設で事業者公募をした結果、土地活用事業審査委員会でNTT都市開発など4社の提案を採用した。用地は同大が定期借地権を設定、4社が施設を整備し、借地期間中の管理運営を進める。
建設予定地はJR田町駅東口にあり、複合商業施設の田町グランパークに隣接、なぎさ通りを挟んで大型商業施設のムスブ田町が開業している。4社はムスブ田町や田町グランパークと相乗効果を発揮して駅前に新たなにぎわいを創出したいとしている。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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