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本田圭佑がボタフォゴを退団 欧州復帰が間近か
サッカー元日本代表の本田圭佑が、ブラジル1部リーグボタフォゴから退団したことを自身のSNSを通じて表明した。2020年1月に同クラブに加入し、公式戦初出場となった3月のリオデジャネイロ州選手権で得点を決め、シーズン再開後もキャプテンを務めるなど主力として出場を続けていたが、今月に入り試合中に左太腿を負傷、前節はベンチから外れていた。
■波紋を呼ぶシーズン途中での退団
2007年に名古屋グランパスからオランダVVVフェンロへ移籍、以降は欧州をはじめ海外クラブを渡り歩くも、ここ数年は短期間での移籍、退団を繰り返している。背番号10を背負うなど注目を集めたACミランを2017年に退団した後は1年単位でクラブを移り、2019年にはおよそ4カ月の無所属期間を経て、オランダ1部リーグのフィテッセに入団するも、僅か4試合の出場後、自らの意思でクラブを離れている。
退団を表明したボダフォゴは、2021年2月まで続くブラジル全国選手権で下位に低迷しており、本田の退団は様々な波紋を呼ぶことは確実だ。
■有力視される欧州移籍
次の移籍先として有力視されているのがポルトガル1部リーグ、ポルティモネンセだ。すでに現地紙ではクラブと契約合意が間近であるとも伝えられている。ポルティモネンセには現在、安西幸輝が所属しており、リーグには他に中島翔也、食野亮太郎等が在籍。過去にも多くの日本人プレーヤーが所属しており、昨今では日本人にとって馴染みのあるリーグとなりつつある。
ポルトガル移籍が実現すれば、フィテッセ以来の欧州復帰となる。2021年に開催予定の東京五輪にはオーバーエイジ枠としての出場の意思があることを公言しており、五輪代表入りを現実のものにするためには、新天地でのこれまで以上の活躍が求められる。
だが欧州リーグは通常、シーズンが春までとなるため、負傷を抱えたままの移籍であるならば、たとえ本田と言えども難しい状況であることに変わりはないだろう。(記事:佐藤文孝・記事一覧を見る)
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