人気舞台『はるヲうるひと』佐藤二朗脚本・監督で映画化、山田孝之×仲里依紗×向井理ら共演

2020年12月18日 17:30

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記事提供元:ファッションプレス

 山田孝之主演の映画『はるヲうるひと』が、2021年6月よりテアトル新宿ほか全国ロードショー。脚本・監督は、佐藤二朗が務める。

■佐藤二朗による演劇界の話題作が映画化

 俳優・佐藤二朗が、自ら主宰する演劇ユニット<ちからわざ>で舞台化された「はるヲうるひと」を映画化。2009年に初演、2014年に再演された同作は、架空の島にある売春宿を舞台に、死んだように生きる男女が、何とか生き抜こうともがく壮絶な闘いを描いた物語だ。

 映画化に至っては、約5年の月日をかけて製作したという佐藤二朗。その完成度の高い脚本や物語構成は、世界の映画祭からも熱い視線を集め、第2回「江陵国際映画祭」では最優秀脚本賞を受賞。またポーランド・ワルシャワ映画祭にも正式選出された注目作である。

■山田孝之、仲里依紗ら豪華キャスト勢

 物語は、その島に点在する売春宿「置屋」のひとつに暮らす3兄妹を中心に進んでいく。兄妹を演じるのは、『聖☆おにいさん』『ハード・コア』の山田孝之、そして仲里依紗と佐藤二朗だ

 得田(山田孝之)
「置屋」の次男であり、主人公。長男の哲雄にこびへつらい、子分のようにしたがっている。

 いぶき(仲里依紗)
「置屋」の美しい長女。長年の持病を患い床に伏しているため、“箱入り娘”として育てられている。そのことで反感を買い、遊女たちからは妬まれている。

 哲雄(佐藤二朗)
「置屋」の長男。店を仕切り、凶暴凶悪な性格で恐れられている。

■向井理や坂井真紀も出演

 そのほか向井理、坂井真紀ら、人気キャストの出演も決定している。

■『はるヲうるひと』あらすじ

 その島には、至るところに「置屋」が点在していた。本土からは日に二度連絡船が出入りし、客の往来する。住民たちはこの閉塞された島で一生を過ごす。女は客から「外」の話を聞いて思いをはせる。男は、女たちのそんな「夢」を一笑に附して留まらせる。ある置屋にその「三兄妹」はいた。

長男の哲雄は店を仕切り、その凶暴凶悪な性格で恐れられている。
次男の得太は哲雄にこびへつらい、子分のようにしたがっている。
長女のいぶきは、長年の持病を患い床に伏しいてる。

ここで働く4人の個性的な遊女たちは、哲雄に支配され、得太をバカにして、いぶきに嫉妬していた。女を売る家で唯一女を売らず、それどころか優遇された箱入り娘だからだ。しかも、いぶきはだれよりも美しかった。その美しいいぶきを幼少から見守り寄り添う得太であった…。

【詳細】
映画『はるヲうるひと』
公開時期:2021年6月テアトル新宿ほか全国ロードショー
原作・脚本・監督:佐藤二朗
キャスト:山田孝之、仲里依紗、今藤洋子、笹野鈴々音、駒林怜、太田善也、向井理、坂井真紀、佐藤二朗
配給:AMGエンタテインメント

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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