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ダイキアクシス、コーセーRE、ストリームなど/本日の注目個別銘柄
<6920> レーザーテック 11790 +710大幅続伸。7月10日以来の上場来高値更新。みずほ証券では投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価も9000円から14000円に引き上げた。半導体メーカーのEUVプロセス導入スケジュールが順調であり、同社のEUV向け受注は21年前半から再加速すると予想。22年6月期営業利益は市場予想の340億円程度を上回る500億円を予想する。なお、本日は野村證券でも目標株価を13336円にまで引き上げた。
<4238> ミライアル 1200 -80大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は6億円で前年同期比39.9%減益となった。従来予想の7億円を下回る着地となり、減益率は上半期実績からやや拡大している。新たに公表した通期予想は7.5億円で前期比40.0%減益の見通し。成型機事業の需要回復に時間を要することが見込まれるとしている。前日にかけても一段高となっていたことで、想定以下の収益回復ペースにネガティブな反応が先行へ。
<3116> トヨタ紡織 1644 +77大幅反発。みずほ証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も1450円から1900円に引き上げている。来期業績の回復を見据えると、株価の割安感が強いと判断しているもよう。上半期実績や新計画の営業利益は想定を大きく上回っており、費用削減の進捗は良好と評価している。来期に関しては費用削減に一定の継続性が見込めると考え、業績予想を引き上げているようだ。
<6997> 日ケミコン 1810 +102大幅続伸。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「アンダーウェイト」から「イコールウェイト」に、目標株価も1200円から1900円に引き上げた。主力製品のアルミ電解コンデンサの回復によって、第3四半期から業績が幅に改善すると見込む。20年3月期営業利益は市場予想の15億円に対して30億円と予想。中長期でハイブリッドアルミ電解コンデンサが車載向けでで拡大する潜在性にも注目としている。
<3071> ストリーム 187 -19大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は4.7億円で前年同期比5.8倍と急拡大した。上半期の同3.6倍と比較しても、増益率は一段と高まる状況へ。新型コロナウイルス拡大の影響に伴う巣ごもり需要増加で、家電やパソコンなどインターネット通販事業が大きく伸長している。ただ、12月1日に業績予想を大幅に上方修正して株価が急伸した直後でもあるため、短期的な出尽くし感へとつながっているようだ。
<6630> ヤーマン 2345 +156大幅続伸。2023年4月期にも営業利益を今期見通し比72%増の100億円に増やす計画であると報じられている。再度の業績急成長ステージ到来を期待する動きへとつながっているようだ。売上高は今期見通し比43%増の500億円を見込んでおり、うち300億円は自社の美容機器で稼ぐ計画となっている。海外では中国のネット通販の取扱額増加による寄与などを見込んでいるもよう。
<7196> Casa 1072 -66大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は8.2億円で前年同期比31.6%減益となっている。上半期の同48.1%減から減益率は縮小しているが、通期計画16.3億円、前期比7.3%増の未達懸念は拭えない状況に。新型コロナウイルスの影響による一時的な新規契約件数の落ち込み、並びに、求償債権の増加に伴う貸倒引当金繰入額の増加などで、計画を下回る推移となっているもようだ。
<9681> 東京ドーム 1305 -60大幅続落。現在同社のTOBを実施中である三井不動産が、大株主の香港ファンド「オアシス・マネジメント」がTOBに賛同する意向を示したと発表した。オアシスは保有全株を1株1300円で売却するもよう。三井不動産が実施しているTOB価格1300円は、オアシスの反対で引き上げを余儀なくされるとの見方もあり、これまでTOB価格を上回る水準で取引されていたが、一転して1300円に完全サヤ寄せを目指す動きへ。
<4245> ダイキアクシス 1207 +113大幅続伸。前日は後場から急伸してストップ高、本日も上値追いの動きが継続している。インドの水環境省によるインド製浄化槽に対する推奨認可の好影響もあって、デリー政府から複数プロジェクトの受注を獲得と発表したことが材料視されている。今回のプロジェクトによる受注額は約1億円程度とされているが、同様の計画対象箇所は数多くあるため、今回の実績獲得による今後の展開力が期待される形となっている。
<3246> コーセーRE 649 +59大幅反発。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は4.3億円で前年同期比3倍となっている。資産運用型マンション販売事業が大きく伸長した。上半期は従来計画を下振れて、同17.3%増益にとどまっていたことから、8-10月期の増益率急拡大がポジティブなサプライズにつながっている。通期計画6.7億円、前期比7.3%増は据え置いているが、下振れ懸念は大きく後退する状況へ。《ST》
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