概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は5日続伸、海外株高が好感

2020年11月10日 10:00

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記事提供元:フィスコ


*10:00JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は5日続伸、海外株高が好感
【ブラジル】ボベスパ指数 103515.16 +2.57%
9日のブラジル株式市場は5日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比2590.05ポイント高(+2.57%)の103515.16で取引を終了した。100953.9から105146.6まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。海外株高を受け、ブラジル市場にもリスクオン・ムードが広がった。また、新型コロナウイルス・ワクチンの普及期待や原油など資源相場の上昇も支援材料となった。

【ロシア】MICEX指数 2987.75 +3.18%
9日のロシア株式市場は5日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比92.13ポイント高(+3.18%)の2987.75で取引を終了した。2910.42から2988.88まで上昇した。

買いが先行した後はしばらく狭いレンジでもみ合ったが、その後は上げ幅をじりじりと拡大させた。海外株高が好感され、ロシア市場にもリスクオン・ムードが広がった。また、新型コロナウイルス・ワクチンの普及期待や原油価格の急伸も支援材料となった。

【インド】SENSEX指数 42597.43 +1.68%
9日のインドSENSEX指数は6日続伸。前日比704.37ポイント高(+1.68%)の42597.43、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同197.50ポイント高(+1.61%)の12461.05で取引を終えた。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。海外市場の上昇が好感され、インド株にも買いが広がった。また、米大統領選でバイデン氏が優勝したことも、対米貿易の改善期待を高めた。

【中国本土】上海総合指数 3373.73 +1.86%
週明け9日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比61.57ポイント高(+1.86%)の3373.73ポイントと反発した。約2カ月ぶりの高値水準を回復している。

投資家のリスク選好スタンスが強まる流れ。米大統領選で野党・民主党のバイデン前副大統領が当選を確実にする中、米中関係の改善が期待された。人民元高もプラス。中国人民銀行(中央銀行)は9日、人民元レートの対米ドル基準値を約2年4カ月ぶりの元高水準に設定した。上海外国為替市場では、先週後半から元高の動きが加速している。資金流入も好材料。中国・香港間の相互取引スキームを通じた前場の売買では、香港経由の本土株売買が大幅な買い越しで推移している。《CS》

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