クレスコは21年3月期2Q累計営業減益、後半回復期待

2020年11月9日 08:43

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

(決算速報)  クレスコ<4674>(東1)は11月6日の取引時間終了後に21年3月期第2四半期累計の連結業績を発表した。特別利益計上などで最終増益だが、新型コロナウイルスの影響による受注減少、子会社における不採算プロジェクトの発生などで営業減益だった。通期予想は据え置いて、前年並みの業績確保を目指すとしている。後半の回復を期待したい。株価は安値圏だ。目先的には売り優勢となりそうだが、通期営業減益予想を織り込み済みであり、下値は限定的だろう。

■21年3月期2Q累計は新型コロナ影響で営業減益、通期予想据え置き

 21年3月期第2四半期累計連結業績は、売上高が前年同期比0.1%減の192億03百万円、営業利益が20.8%減の13億66百万円、経常利益が2.7%減の18億44百万円、純利益が14.9%増の13億08百万円だった。

 新型コロナウイルスによる対面営業の制限、顧客におけるIT投資計画見直しなどで受注が減少した。売上高は新規連結効果などで小幅減収にとどまったが、営業利益は子会社における不採算案件の発生も影響して減益だった。経常利益はデリバティブ評価損益が改善して小幅減益、純利益は投資有価証券売却益を計上して増益だった。なお期初計画との比較では、売上高、経常利益、純利益が計画を上回った。

 通期予想は据え置いて、売上高が20年3月期比1.7%増の400億円、営業利益が4.4%減の34億円、経常利益が3.0%減の36億円、純利益が1.2%増の24億50百万円としている。

 新型コロナウイルスによる主要顧客(特に旅行、空輸、不動産、自動車関連)側の事業環境悪化で、受注回復が想定よりも緩やかにとどまっているが、生産性向上・コスト削減・不採算案件極小化に注力し、前年並みの業績確保を目指すとしている。後半の回復を期待したい。

■株価は下値限定的

 株価は安値圏だ。目先的には売り優勢となりそうだが、通期営業減益予想を織り込み済みであり、下値は限定的だろう。11月6日の終値は1262円、時価総額は約303億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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