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マクドナルド、aideaの電動バイク「 AAカーゴ」をデリバリー用に本格導入へ
電動バイクを展開するaideaは5日、同社の電動3輪バイク「アイディア AAカーゴ」を日本マクドナルドに本格導入する契約を結んだと発表した。
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■本格導入契約までの流れと今後の導入予定
マクドナルドは気候変動への取り組みとして、LED照明やデマンド監視装置といった店舗の省エネ、配送業務の平準化・効率化といった物流の省エネを行い、電力の無駄やCO2の削減に力を入れている。今回、「マックデリバリーサービス」に使用される電動3輪バイクとして検討した結果、環境への配慮や、社会にやさしいモビリティとしての役割を期待して「アイディア AAカーゴ」の導入契約を結んだ。
これまで2020年5月に神奈川、7月より東京都の一部店舗でテスト導入しており、10月に44店舗で100台、その後年内におよそ120店舗320台まで拡大配備される予定となっている。
■アイディア AAカーゴ概要
「マックデリバリーサービス」用の電動バイクとなるため、カラーリングは赤色に統一され、車両後部に配置されるボックスにはビッグマックが描かれた特別仕様だ。スペックそのものは通常のアイディア AAカーゴと同等となる。車両サイズは全長が2,020mm、全幅685mm、全高1,715mm。
バッテリーは48Vのリチウムイオンバッテリーを採用しており、充電時間は約3時間だ。1回の充電で走行できる距離はカタログ値で98kmとなっており、「マックデリバリーサービス」を利用する場合は、近距離移動が多くなるため、走行距離としては全く問題ない数値だ。なお98kmは原付一種にあたるα4と呼ばれる型式の数値となり、原付二種にあたるβ4と呼ばれる型式の走行距離は90kmとなっている。
安全性にあたる装備は、フロントスクリーン、ルーフ、ウォッシャー機能付きワイパー、LEDを使用した灯火類などがある。足回りは油圧式テレスコピックをフロントサスペンションに、リヤサスペンションにはプリロード調整機構付きシングルショックを採用。また、ブレーキは前後ともにディスクブレーキを採用しており、前後連動タイプのため初心者でも安全に運転ができる。
■aideaについて
aideaは、2019年に東京モーターショーで誕生したモビリティブランドで、前身はイタリアのバイクメーカー「ADIVA」。「ADIVA」の意思は継承しつつも今後の地球環境を救うべく電動バイクの販売を始めた。
現在販売中のモデルは今回導入が決定した「AAカーゴ」のみで、開発中モデルとして「走る蓄電池」の電動3輪バイク「AA-Cargo α V2H」、電動大型2輪バイクの「AA-4」や前2輪、後1輪の電動3輪EVバイク「AA-1/AA-2」がある。車両のデザインはすべてイタリア・ローマにあるaideaデザインセンターで行われ、生産は神奈川県相模原市にある自社工場で厳しい品質管理のもとに行われる。(記事:キーパー・記事一覧を見る)
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