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キオクシアが上場を延期へ ファーウェイ制裁の影響で先行き不透明に
半導体メーカーであるキオクシアホールディングスが28日、10月6日に予定していた東京証券取引所への上場を延期すると発表した。リリースによれば、最近の株式市場の動向や新型コロナウイルス感染の再拡大など諸般の事情を総合的に勘案して判断したとしている(キオクシア、NHK、毎日新聞)。
多くの国内メディアの報道によれば、今回の上場延期の理由としては、米中対立があるという。同社は中国のファーウェイとの取引が多く、9月15日から行われている米国政府のファーウェイへの制裁から、事業の先行きが見通せないとして上場延期を決めたとしている。キオクシアはファーウェイに対し、NAND型フラッシュメモリーを数多く出荷していた。毎日新聞によれば、ファーウェイ向けは売上高全体の数%ほどだったという。
同様のファーウェイがらみの事情は国内のほかのメーカーでも起きているようだ。ソニーはスマートフォン向けの画像センサーを年間数千億円規模で出荷していた。しかし、新型コロナウイルスによる世界的な景気悪化も相まって、高価格帯用のセンサー需要が低迷、21年3月期のセンサー事業の営業利益は当初予想よりも44%ほど落ち込むとみられているとしている。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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