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コロナ禍の買い物、“テキパキ買い”の傾向強まる ワン・コンパス調査
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大は、個人の生活にも様々な変化をもたらしている。不要不急の外出を控える傾向が続くなか、日々の生活に必要不可欠な食料品などの購入にはどのような変化があるのだろうか。
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ONE COMPATH(ワン・コンパス)は、同社が運営する電子チラシサービスアプリ「Shufoo!」(シュフー)を利用する全国の男女50,431人を対象として、インターネットを通し、スーパーでの買い物に関する意識調査を実施。調査期間は8月4日~17日。
新型コロナウイルス感染拡大前との比較では、買い物頻度の減少や滞在時間の減少が浮き彫りとなり、計画的に“テキパキ”と買い物をする消費者の姿が見えてきた。
■買い物の頻度
スーパーの来店頻度について、コロナ前である2月までに「ほぼ毎日」買い物に行っていた人の割合は21.7%だったのに対し、8月には12.3%となっており、9.4ポイント減少した。一方で、買い物の頻度が「週に1回程度」と回答した人の割合はコロナ前の24.5%から8月には33.9%となり、9.4ポイントの増加となった。コロナウイルスへの感染を避けるため、なるべく外出を控えたいという消費者の意識が買い物頻度の減少として表れている。
■スーパーでの滞在時間
スーパーでの滞在時間に関する設問では、「20分未満」と回答した人の割合がコロナ前は31.9%であるのに対し、8月では45.7%となり、13.8ポイント増加した。また、「30分以上」と回答した人の割合は31.8%から20.6%となり、11.2ポイントの減少となった。ここでも、感染症対策の一環として他人との接触を極力減らそうとしている消費者の意識が表出した結果となった。
■スーパーでの買い物の方法
スーパーでの買い物の方法については、「予定していたものだけを購入」と答えた人の割合がコロナ前では16.1%であるのに対し、8月には30.4%と14.3ポイント増加した。さらに、「8割は予定せず、店頭で判断したものを購入」と答えた人の割合は20.3%から9.2%となり、11.1ポイント減少した。
コロナ前と比べると、買い物頻度と店舗滞在時間を減らし、必要なものを計画的に購入するという買い物方法へ転換した人が多くいることがわかる。コロナ禍における小売店の販売戦略としては、広告などの手法により来店前の顧客ニーズを掘り起こしておくことが求められるだろう。
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