債券利回りの目標水準設定の可能性残る

2020年9月1日 14:43

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記事提供元:フィスコ


*14:43JST 債券利回りの目標水準設定の可能性残る
 市場関係者の間では、米連邦準備制度理事会(FRB)は新たな戦略下で、長期債利回りの上昇を何らかの手段で抑制するとの思惑が再浮上しているようだ。8月31日の米国債券市場では、米金融政策を巡る思惑で長期債利回りはやや低下した。一部の市場関係は「FRBの新たな戦略ではインフレ率が一時的に2%を上回ることが容認されることになるようだが、FRBは長期金利の大幅な上昇は望んでいない」、「利回り水準の目標設定(長短金利操作)の可能性は残されている」と指摘している。なお、インフレ率の許容範囲(上限)については、2.25%−2.50%との意見があるが、5年債が利回り目標の対象年限となる場合、一部の市場関係者は0.30%程度を想定しているようだ。《MK》

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