ワコム、CKD、ユーグレナなど/本日の注目個別銘柄

2020年8月24日 15:44

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記事提供元:フィスコ


<7593> VTHD 371 +36急騰。先週末に第1四半期決算を発表、営業損益は1.5億円の赤字となり、前年同期比20億円の損益悪化となった。新車・中古車ともに販売台数が大きく減少した。ただ、上半期業績予想は上方修正、営業利益は従来の4億円から12億円に引き上げた。海外のロックダウンの解除などにより、想定よりも早く最悪期を脱出できるほか、各種経費の削減効果も顕在化のもよう。据え置きの通期計画も上振れの可能性が高いと捉えられた。

<6037> ファストロジク 810 +1109急騰。先週末に21年7月期の業績修正を発表。営業利益は従来予想の8.1億円から8.6億円に増額、広告掲載サービスの減少で売上高は下振れしたものの、経費削減などが進展して収益を押し上げた。加えて、発行済み株式数の1.75%に当たる20万株、1億円を上限とする自社株買いの実施も発表、取得期間は8月24日から11月30日まで。業績面での安心感が強まるとともに目先の需給改善を期待する動きが優勢に。

<9757> 船井総研 2153 -160大幅続落。いちよし証券ではレーティングを「A」から「B」に格下げ、フェアバリューも3600円から2800円に引き下げている。新型コロナの影響で営業活動制限が予想以上に長期化していること、企業の採用広告出稿が低迷していることなどから、業績予想を下方修正しているもよう。20年12月期営業利益は56億円から51億円、前期比10.6%減益に減額へ。なお、会社想定レンジは43-51.5億円となっている。

<6407> CKD 1501 -348日続落。東海東京証券では投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に格下げ、目標株価も2140円から1860円に引き下げている。決算発表後は調整局面が続いているものの、機器製品の四半期売上高の減速が続くことから、当面こうした調整局面は変わらないと想定しているもよう。流体制御機器や空気圧機器の売上弱含みから、機器事業は第2四半期以降減収に転じると予想している。

<9830> トラスコ中山 2437 -72大幅続落。先週末の後場に株主優待制度の廃止を発表、その後は嫌気売りが続く形になっている。これまでは、12月末の100株以上の株主に対しては5000円相当の、1000株以上の株主に対しては1万円相当の商品を贈呈していたが、優待商品の費用が年々かさんでおり、今回の見直しにつながったようだ。昨年12月末の株主に行った優待を最後に廃止するようだ。

<6727> ワコム 730 +78大幅続伸。野村證券では投資判断「バイ」継続で、目標株価を800円から950円に引き上げたことが、本日の買い材料となった。野村證券では、オンライン教育やテレワークの普及によって、デジタルペン市場は一般ユーザー向けへも広がっていくと考えているほか、手書きインターフェースの標準化に取り組むことで、中長期的に高い利益成長が続くと予想している。21年3月期営業利益は68億円から86億円にまで引き上げ。

<2931> ユーグレナ 787 +3221日、帝京大学医学部附属溝口病院の永山嘉恭医師との研究により、微細藻類ユーグレナ(ミドリムシ)の貯蔵多糖であるパラミロンが慢性腎障害を抑制することを示唆する研究成果が得られたと発表している。研究では、慢性腎障害を発症させたラットを用いた実験の結果、同障害を発症させることにより増加した尿タンパク体の排出が、パラミロンを摂取することで有意に抑制されたとしている。

<6264> マルマエ 947 -39続落。21日に中期事業計画を修正。2021年8月期に営業利益24億円としていた従来計画を、22年8月期に営業利益20億円と変更した。計画期間の1年延長と数値目標の減額が嫌気された。18年10月の中計策定時点で4%の成長を見込んだ19年度日本製半導体製造装置市場が、実績ではマイナス7.8%と減退。その後、同市場の回復は見られるが、中計策定時点と現時点における市場見通しの乖離は解消されていない。

<3681> ブイキューブ 1781 +83急伸。京成船橋駅、日暮里駅、京成幕張本郷駅の3駅に個室型スマートワークブース「テレキューブ」を設置すると先週末に発表している。住宅以外でのテレワークのアクセスニーズも強いとみられるなか、テレワーク環境の構築場所は数多いとみられ、今後の展開力に一段と期待が高まる状況へ。需給妙味も強まっているなか、ポジティブなニュースリリースには買い戻しの動きなども集まりやすいようだ。《US》

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