映画『泣く子はいねぇが』仲野太賀と吉岡里帆が夫婦に、青年から大人になる20代若者の青春グラフィティ

2020年8月23日 18:31

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記事提供元:ファッションプレス

 映画『泣く子はいねぇが』が、2020年11月20日(金)より公開される。

■大人になれない大人たちへ贈る青春グラフィティ

 秋田県男鹿半島で伝承される、ユネスコの無形文化遺産に登録された神様“ナマハゲ”。『泣く子はいねぇが』は、「父親としての責任」を与え、「悪いことをせずに正しく生きる」という人としての道徳を教えてくれる“ナマハゲ”を通して、青年から大人へと少しずつ成長する姿を描いた青春グラフィティだ。

■主演は仲野太賀×吉岡里帆

 青春の終わりをテーマに迷いながら大人になっていく20代の若者たちの姿が描かいた本作のキャストは、人気若手俳優から実力派まで、名実ともに日本を代表する顔ぶれが勢揃い。

 たすく(仲野太賀)
主演は、映画『今日から俺は!!劇場版』『タロウのバカ』などで好演した注目の若手俳優・仲野太賀。大人になりきれず社会にも馴染めない若者で、不器用ながらもすこしずつ大人になっていく主人公のたすくを演じる。

 ことね(吉岡里帆)
父親の自覚がまだ無いたすくに対して苛立ちを感じている主人公たすくの妻・ことね役は、映画やドラマ、CMなど数多くの作品に出演する吉岡里帆が務める。

 その他、作品のカギを握る主要キャストには、寛一郎や山中崇、余貴美子、柳葉敏郎など実力派キャストが名を連ねている。

志波(寛一郎)…たすくの親友。
せつ子(余貴美子)…たすくの母。いつでも暖かくたすくを見守っている。
夏井(柳葉敏郎)…地元・男鹿半島の伝統文化「ナマハゲ」を守るために尽力している。

■監督は是枝裕和率いる映像制作者集団“分福”の佐藤快磨

 監督は、是枝裕和監督が率いる映像制作者集団“分福”の新進気鋭の才能、佐藤快磨。2014年『ガンバレとかうるせぇ』で、ぴあフィルムフェスティバル映画ファン賞(ぴあ映画生活賞)&観客賞をW受賞。同作で釜山国際映画祭など数多くの国内外映画祭で評価されるなど、是枝裕和もその才能に惚れ込んだという。本作が劇場デビュー作となる佐藤が、誰もが経験する人生の通過点を圧倒的なリアリティで描き出す。

■ストーリー

 秋田県・男鹿半島で暮らす、たすく(仲野太賀)は、娘が生まれ喜びの中にいた。一方、妻・ことね(吉岡里帆)は、子供じみていて 父になる覚悟が見えないたすくに苛立っていた。大晦日の夜、たすくはことねに「酒を飲まずに早く帰る」と約束を交わし、地元の伝統行事「ナマハゲ」に例年通り参加する。しかし結果、酒を断ることができずに泥酔したたすくは、溜め込んだ鬱憤を晴らすように「ナマハゲ」の面をつけたまま全裸で男鹿の街へ走り出す。そしてその姿がテレビで全国放送されてしまうのだった。

ことねには愛想をつかされ、地元にも到底いられず、逃げるように上京したものの、そこにも居場所は見つからず、くすぶった生活を送っていた。そんな矢先、親友の志波(寛一郎)からことねの近況を聞く。ことねと娘への強い想いを再認識したたすくは、ようやく自らの愚行と向き合い、地元に戻る決意をする。だが、現実はそう容易いものではなかった…。果たしてたすくは、自分の“生きる道”、“居場所”を見つけることができるのか?

【詳細】
『泣く子はいねぇが』
公開日:2020年11月20日(金)
監督:佐藤快磨
脚本:佐藤快磨
編集:佐藤快磨
企画:是枝裕和
出演:仲野太賀、吉岡里帆、寛一郎、山中崇、余貴美子、柳葉敏郎
配給:バンダイナムコアーツ、スターサンズ

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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