日経VI:上昇、新型コロナ拡大への警戒感強く

2020年7月9日 16:30

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記事提供元:フィスコ


*16:30JST 日経VI:上昇、新型コロナ拡大への警戒感強く
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は9日、前日比+0.57pt(上昇率+2.44%)の23.89ptと上昇した。なお、高値は26.07pt、安値は22.72pt。前日の米国株高を受けた本日の東京株式市場では、底堅い動きが展開され、しばらくの間は、日経225先物は上昇し、日経VIは前日をやや下回る水準で推移していた。ただ、新型コロナウイルス感染拡大への警戒感は強いままで、日経VIが顕著に低下することはなかった。また、その後、本日の東京の新規感染者が220人以上と過去最多になったとことが伝えられると、日経VIは上昇に転じ、結局、前日終値を上回った水準で取引を終えた。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《YN》

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