NY金、1800ドルの可能性大 サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

2020年6月25日 15:02

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記事提供元:フィスコ


*15:02JST NY金、1800ドルの可能性大 サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NY金についてのレポートを紹介します。

陳さんは、まず米連邦準備制度理事会(FRB)の金融緩和について、『6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でゼロ金利を少なくとも2022年末まで継続するとし、金融緩和の長期化を見込んだ』と伝えています。

足元では、『世界的にロックダウン(都市封鎖)解除を受けて新型コロナウィルス「第2波」への警戒が高まっている。特に米国は、感染者数、死者数ともに世界最多。経済活動再開への期待と不安が混在している』とのことで、金について『こうした環境の中で、安全資産である金は底堅く推移している』と説明しています。

『「世界的な金融緩和がもたらす将来のインフレ懸念」、「感染第二波の影響」、「米中間の緊張」、「米大統領選の不透明感」等を強材料に、NY金は現在1700~1750ドルのレンジを上抜けてきた』としており、今後の展開については『1750~1800ドルのレンジに上方シフトしてきており、1800ドル達成をうかがう展開になる』と予想しています。

金ETFについては、『「安全資産」需要を背景に金ETFは増加し、6月23日時点で1169.25トンと年初来の最大保有となった。年初からおよそ31%増加で、2013年4月以来の水準となった』と解説。

陳さんは『先物市場ではファンドがようやく買いをふやしつつあるが、現物市場では一貫して金の保有が拡大している』と現状を述べており、『景気先行きについて強気と弱気の見方が交錯しており、株価も不安定な状況で、安全資産である金需要が継続している』と分析しています。

続けて、米経済について『6月に入り米経済指標が予想より悪くないとの見方から楽観的見通しから株価が上昇し、金には重石となってきたが、その後の経済指標は期待できる内容ではなかったことから市場には失望感が強まっている』として、『米中関係の軋轢や米大統領選挙を巡る分裂騒動等も金相場を支援しよう』と考察しています。東京金については、『上場来最高値6133円を更新する可能性は高いだろう』と示唆しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の6月24日付「NY金、1800ドルの可能性大」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜《HH》

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