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ふるさとと「副業」による新しい働き方
新型コロナウイルスの影響で、これまでの働き方が大きく見直されるようになってきている今、「副業」をスタートする人も増えている。単純に収入を増やしたいという理由だけではなく、「もしものときのために収入源を増やしたい」、「自分の経験やスキルを高めたい」、「周りに貢献をしたい」、「テレワークでもできることが増えてきたから」、などと理由は様々なようだ。
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そんな中、都心部に在住しながら地方の案件に副業で関わる「ふるさと副業」というスタイルが増えてきているという。
■生活拠点を移すことなく、ふるさとに貢献できる副業
ふるさと副業とは、都市部で働いている人が、ふるさとを中心とする地方の仕事に関わる新しい働き方のことを呼ぶ。このような新しい働き方を「ふるさと副業」として、人材業界の最大手リクルートキャリアが2020年より提唱している。
これまで都市部と地方では、距離的な壁が障壁になると思われていたが、その認識が大きく変わってきている。新型コロナウイルスの影響で多くの企業がテレワークを経験することとなり、テレワークで行える業務内容の可能性や、逆にできないこととの線引きに気づけたことだろう。都市部の優秀な人材を招き入れることができるのだから、地方の企業としても良い話になる。
■地方企業にとって、人材獲得難はこれからも続く問題
近頃は求人倍率にも大きな変動が出ているが、地方にとって人材獲得が難しいことには変わりがない。特に事業の改善を担えるハイレベルな人材や、新規事業を創造するための熱量のある人材などは、難しいだろう。
そういった高難易度の案件を共に推し進めてくれる存在として、ふるさと副業にチャレンジする人はうってつけといえる。そしてこのようなふるさと副業を行いたいという人と、地方の企業を結び付けるサイトも増えてきた。
例えば、プロフェッショナル人材と企業を案件単位で結び付ける「BizGROUTH」や、共感と熱意を持って事業と人を結ぶ「ふるさと兼業」というサイトなどが挙げられる。少しでも興味を持った人が気軽にチャレンジできるようになった今、ぜひ一度自分のスキルや経験を棚卸したうえで、新しい環境で存分に実力を発揮してみるのはどうだろうか。(記事:後藤遼太・記事一覧を見る)
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