ピクスタは反発の動き

2020年5月25日 08:25

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ピクスタ<3416>(東マ)は、デジタル素材のオンラインマーケットプレイス「PIXTA」運営を主力としている。20年12月期第1四半期は大幅営業減益だった。当面は新型コロナウイルスの影響が懸念材料として意識されるが、中期的に収益拡大を期待したい。株価は急反落したが、売り一巡して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。

■デジタル素材オンラインマーケットプレイス「PIXTA」が主力

 インターネット上で写真・イラスト・動画等のデジタル素材を販売するオンラインマーケットプレイス「PIXTA」運営を主力として、クリエイティブ・プラットフォーム事業を展開している。国内外のクリエイターからクラウドソーシング形式でデジタル素材を収集し、素材を必要とする法人・個人向けに販売する。20年4月にはデジタル素材点数が5000万点を突破した。

 新規事業として出張撮影プラットフォーム「fotowa」や、スマホ写真マーケットプレイス「Snapmart」も展開している。

■20年12月期は新型コロナウイルス影響懸念

 20年12月期連結業績予想は、売上高が19年12月期比11.9%増の30億87百万円、営業利益が49.3%増の2億40百万円、経常利益が53.6%増の2億37百万円、純利益が78.3%増の1億61百万円としている。

 第1四半期は、売上高が前年同期比2.2%減収、営業利益が74.7%減益だった。新型コロナウイルスで、広告主の広告支出減少と制作に使用するデジタル素材需要の減少、外出自粛・イベント中止に伴う出張撮影自粛・キャンセルなどの影響を受けた。通期予想を据え置いたが下振れに注意が必要だろう。

 当面は新型コロナウイルスの影響が懸念材料として意識されるが、中期的に収益拡大を期待したい。

■株価は反発の動き

 株価は戻り高値圏から急反落したが、売り一巡して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。5月22日の終値は1240円、時価総額は約28億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
エフティグループは調整一巡、20年3月期営業増益予想で3Q累計順調(2020/02/18)
【特集】約1カ月ぶりに再開されるIPOの類似関連銘柄に注目(2020/01/27)
【特集】意外な業績好調銘柄とコロナウイルス関連に上乗せの花粉症関連銘柄をマーク(2020/01/27)
【CSR(企業の社会的責任)関連銘柄特集】イワキのCSRは「小さな社会貢献活動」として地道に継続(2020/02/04)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事