ソフトバンク、三越伊勢丹、アイフルなど/本日の注目個別銘柄

2020年5月12日 16:43

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記事提供元:フィスコ


<8515> アイフル 269 +24急伸。前日に20年3月期の決算を発表、営業利益は16.8億円で前期比44.6%減益、7日に発表した下方修正の水準で着地している。利息返還損失引当金繰入額の増加などが減益決算の要因に。一方、21年3月期は199億円と大幅増益の予想。利息返還損失引当金繰入額や貸倒引当金繰入額の軽減などが見込まれているとみられる。利息返還請求件数のピークアウト期待も高まる中、収益水準の回復を評価する動きが先行。

<9434> ソフトバンク 1455.0 -15.0反落。前日に20年3月期決算を発表。営業益は9117億円で前期比11.4%増、会社計画の9000億円を上回った。一方、21年3月期は9200億円で同0.9%増益の見通しで、9400億円程度の市場コンセンサスを下回った。新型コロナウイルスの影響を十分に織り込んでいるとしているほか、会計要因によるモバイル通信収入の減収見通しなども響く。結果、年間配当金が1円の増配にとどまっていることをマイナス視。

<3099> 三越伊勢丹 630 -60急反落。前日に20年3月期の決算を発表、営業利益は157億円で前期比46.4%減益、4月27日に発表した下方修正の水準での着地となっている。一方、21年3月期見通しは非開示としている。決算数値にインパクトはないが、全店休業の場合の影響額として売上高は90%以上の減少、利益は月150億円の赤字などとしており、あらためて厳しい状況が認識される形にも。

<5108> ブリヂス 3287.0 -135.0大幅反落。前日に第1四半期決算を発表している。調整後営業利益は498.2億円で前年同期比39.3%減益、タイヤ販売本数の減少を主因に大幅減益となり、市場予想も下振れたもよう。一方、年間配当金は据え置いているものの、従来の通期調整後営業利益予想3600億円、前期比4.7%増は取り下げられた。4-6月期がボトムとはみられるものの、不透明感の高まりがネガティブ視される状況になっている。

<4366> ダイトケミクス 665 +100ストップ高。「アビガン」の中間体を供給すると発表、6月より製造を開始する計画。アビガンは新型コロナウイルスへの効果が期待され、今後の大幅な増産も想定されるだけに、同社への業績にも押し上げ要因につながるとの見方が先行。なお、同時に20年3月期決算を発表、営業利益は8.1億円で前期比3.6%増と、先の修正値水準で着地した一方、21年3月期は4億円、同50.8%減と大幅減益の予想になっている。

<6266> タツモ 1490 +242急騰。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は8.3億円で前年同期比2.1倍と急拡大している。上半期計画の7.2億円、同64.9%増を超過する水準となっており、業績上振れ期待が先行する形のようだ。プロセス機器事業における半導体装置部門において、台湾の後工程向け半導体製造装置の引き渡しが完了したことで売上が大幅に拡大している。

<8920> 東祥 1295 +90大幅続伸。前日に20年3月期決算を発表、営業利益は96.8億円で前期比35.1%増益、3月に上方修正した水準94億円を上回った。スポーツクラブ事業は減益となったものの、不動産事業の大幅増益がけん引役に。今期業績計画は非開示、緊急事態宣言発出によるスポーツクラブ事業の先行き懸念は拭えないものの、株価は相当程度の悪影響を織り込んでおり、波乱のない決算発表を受けてリバウンドの動きが継続する形に。

<2429> ワールドHD 1790 +244急騰。前日に発表した第1四半期決算が好材料視されている。営業利益は13.6億円で前年同期比8.3倍と急拡大、上半期計画21.2億円、同16.1%減に対して順調な推移となっている。主力の人材・教育ビジネスが順調に拡大したほか、不動産ビジネス事業が引き渡し増加で大幅な増益となった。なお、新型コロナウイルスによる影響は現在のところ限定的となっているようだ。

<7205> 日野自 646 -37大幅反落。前日に20年3月期決算を発表、営業益は549億円で前期比36.7%減、従来計画680億円を大きく下回った。1-3月期は前年同期比72.0%減と減益幅が拡大。21年3月期ガイダンスは非開示としているが、収益目線としては100億円を示している。全体としては下期も厳しい環境の継続を想定しているもよう。市場コンセンサスは440億円程度であり、前期業績下振れとともに想定以上の悪化が嫌気された。《US》

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