F1開幕戦、オーストラリアGPが中止に 新型コロナウイルスの影響で

2020年3月15日 16:05

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 FIAとF1オーストラリアグランプリ主催者は13日、世界最高峰の自動車レースであるF1の開幕戦、オーストラリアグランプリのすべてのプログラムを中止するとの共同声明を発表した。 新型コロナウイルスへの感染で、参加チームのスタッフが陽性であると診断され、続行が不可能と判断したためだ。

■中止までの流れ

 F1は金曜日にフリー走行、土曜日にフリー走行と予選、日曜日に決勝を行う。オーストラリアGPは13日(金)にフリー走行が予定されていた。

 だが準備にあてられる12日・木曜日に、参加チームであるマクラーレンのスタッフが新型コロナウイルスの陽性であると発表され、チームは棄権を決定。その後、各チームの首脳とFIAが会議を行い、金曜日のフリー走行2時間前に急きょ中止を発表した。各ドライバーは帰国の途につき、相次いで現地を離れている。

■各ドライバーの見解

 新型コロナウイルスがまん延し始めた当初より、オーストラリアグランプリは開催を疑問視されており、保健当局と主催者は密に連絡を取り、開催する方向へと進めていた。そんな中でも、現地のアルバート・パーク・サーキットの上空には、航空機で「STOP F1」としるして反発や批判するものも出た。

 メルセデスのドライバー、ルイス・ハミルトンは「予定通り現地にいることは衝撃だ」などと疑問を呈していた。結果として中止されたが、開催に賛成していたチームがあったことも事実だ。中止決定後、レッドブル・レーシングのドライバー、マックス・フェルスタッペンは「2020年シーズンの始まりを楽しみにしてた。もちろん、私は失望しているが、結果的にこれが正しい決定であると私たちはみんな理解している」とも話した。

■今後のF1はどうなるのか

 気になる今後の開催だが、14日の時点で、3月20-22日に行われる第2戦のバーレーングランプリ、4月3-5日の第3戦ベトナムグランプリ、第4戦の中国グランプリは延期されることが決まっている。

 バーレーングランプリは、今回の中止が発表されるとともに無観客開催から延期に変更された。今回、初開催となるベトナムグランプリは大きな期待をされ、楽しみにしていた人にとっても悲しい結果となってしまった。また、日本のファンとしても、ホンダとパートナーシップを結んでいるレッドブル・レーシングやアルファタウリ・ホンダが走ることを楽しみにしている人も多かったはず。

今後の開催に関しても、現在調整が進められているが、いまだ不透明な部分も多くある。ほかのレースやスポーツなどにも大きな影響を与えている新型コロナウイルスが収束し、早くスポーツに熱狂できる環境が取り戻せることを願いたい。(記事:キーパー・記事一覧を見る

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