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小説『望み』堤幸彦監督で映画化 堤真一×石田ゆり子共演、“家族”の感情が渦巻く心理サスペンス
雫井脩介のベストセラー小説「望み」が実写化。映画『望み』が、堤真一主演で2020年秋に公開される。
■ベストセラー小説「望み」、堤幸彦監督でスクリーンへ
映画『望み』は、「クローズド・ノート」「検察側の罪人」を世に送り出した雫井脩介が、執筆時に最も悩み苦しみ抜いたという渾身のサスペンス同名小説を映画化するもの。原作は、2016年に刊行されるや読者満足度は驚異の100%(ブクログ調べ)を記録し、累計発行部数は15万部超えるベストセラーとなった。
描かれるのは、高級邸宅に暮らし、誰もが羨む裕福な建築家一家の石川家を襲った事件、その出来事をきっかけに亀裂が入った家族の中で交錯する“望み”、そして衝撃のラスト――。揺れ動く家族それぞれの心理描写と、目まぐるしく変わるその真相を追うストーリーで、見るものを物語の世界へと引き込んでいく。
■4年の時をかけ、遂に脚本完成
この小説を映像化するため立ち上がったのは、映画のみならずドラマ・音楽・演劇様々な分野で幅広いジャンルを手掛ける堤幸彦だ。プロデューサーから企画が持ちかけられ、原作を読んだ堤は、本作に惚れ込み映画化を熱望したという。映画『八日目の蝉』や『おおかみこどもの雨と雪』などを手掛けた奥寺佐渡子とともに、脚本づくりには、実に4年の時をかけ、今回の撮影に臨んだ。
■堤真一×石田ゆり子が“石田家”の夫婦に
キャスティングには特にこだわったという堤。誰もがイメージできる幸せな家族像に合ったキャストを探し続けた。息子を想いながらも家族を守ろうとする父と、愛情深く最後まで希望を捨てない母親を、まずは第1報として発表した。
主人公の一級建築士・一登を演じ主演を務めるのは、これまで数々の映画賞を受賞し、『決算!忠臣蔵』『土竜の唄』シリーズ等痛快なコメディ作品からクラシカルな文芸大作の舞台もこなす、日本を代表する名優・堤真一。“ダブル堤”となる堤幸彦監督とは、今回が初のコラボレーションだ。
そして、映画『マチネの終わりに』で運命の恋に落ちる女性ジャーナリストを演じ、堤幸彦監督とは『悼む人』以来2度目のタッグとなる石田ゆり子が、妻・貴代美を演じる。堤真一とは初の映画共演となる。
■ストーリー
一級建築士の石川一登(いしかわかずと)と校正者の妻・貴代美(きよみ)は、自らデザインを手掛けたスタイリッシュな邸宅で、高校生の息子・規士(ただし)と中三の娘・雅(みやび)と共に平和に暮らしていた。規士は怪我でサッカー部を辞めて以来、遊び仲間が増え無断外泊が多くなっていた。ある晩、家を出たきり帰ってこず、連絡すら途絶えてしまう。一登と貴代美が警察に通報すべきか心配していると、高校の同級生が殺害されたというニュースが流れる。警察の調べによると、規士が事件へ関与した可能性が高いという。行方不明は三人。そのうち犯人だと見られる逃走中の少年は二人。息子は犯人なのか、それとも……
【詳細】
映画『望み』
公開時期:2020年秋
出演:堤真一、石田ゆり子
監督:堤幸彦
原作:雫井脩介(角川文庫刊)脚本:奥寺佐渡子
配給:KADOKAWA
© 2020「望み」製作委員会
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