中国外からWeChatで新型コロナの情報を送った男性、中国政府から追跡か

2020年2月29日 09:43

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記事提供元:スラド

 Anonymous Coward曰く、

 中国武漢で自動運転車のスタートアップを営む起業家Joshua Left氏は1月中旬、サンフランシスコで新型コロナウイルス大流行のニュースを聞いた。彼は武漢にいる家族のことを心配し、メッセージングサービスWeChatで家族に新型コロナウイルスに関連するメッセージを送ったが、そのメッセージは中国国内にいる彼の家族が見ることはなかった。

 それだけではなく、Left氏の元にはWeChatの管理者から警告メッセージが送られてきたほか、4人の友人からWeChat経由で「奇妙なメッセージ」が届き始めたという。その内容はどれも同じような内容で、彼がサンフランシスコで滞在しているホテルやその部屋番号、米国での電話番号を尋ねるものだった。さらに彼のスマートフォンには、上海の誰かがLeft氏のアカウントにログインしようとしているという警告メッセージが届いたという。

 彼は滞在場所を伝えなかったところ、その友人のアカウントらは同時に彼にできるだけ早く中国に戻るよう促し始めたという。Left氏は生命の危険があると考え、今はカリフォルニアのどこかに隠れている。中国に戻れば逮捕されるかもしれないともしている。これに対し、WeChatを運営する中国・Tencentはこの事件に関する質問に回答しなかった。

 中国政府が監視しているのはWeChatだけではない。1月20日、中国東莞市に住むJiang Ming氏は、あるツイートに対し、コロナウイルスの流行に対する中国政府の対応が遅れていると批判した(現在は削除されている)。彼はツイートを投稿してから数日後、中国の国家安全保障省から電話で会談を求められた。その後、直接エージェントが彼の家に行き、彼のツイートのスクリーンショットを提示「このツイートは中国共産党を攻撃している」と警告された。エージェントはMing氏にTwitterアカウントに登録されている電話番号と政府のデータベース内にある彼のIDがリンクされていることを伝えたとしている(VICESlashdot)。

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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

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